ナビゲートのロゴ
ナビゲート通信は主な更新情報をお届けするメールマガジンです。ご登録はこちらから。

下記はページ内を移動するためのリンクです。

現在位置

 ホーム > 気まぐれ歳時記 INDEX >今、戦後60年

« Back | 気まぐれ歳時記INDEX |  Next »

2005年9月 1日

今、戦後60年

category : [メッセージ

writer :[い]

今、戦後60年

子供の頃はずっと、戦争の話がきらいでした。
戦後50年だったのは私が小学校6年生のとき。あの頃の私には、戦争の話はつまらないだけだった。あまりにも現実からかけ離れた、ただの嫌な話でした。
それは平和ボケの日本の私の、現代病のようなもの。終わった話だと思っていました。昔のつらい話を聞きたくなかった。聞いても私に何ができるわけでもないのに、それならいっそ、聞きたくなかった。

今まで私がずっとそんなふうだったのは、きっと自分の中の鎖国を続けていたからです。
鎖国の終わりのきっかけは、韓国との出会いでした。私の育った日本と、あの子たちの育った韓国は、隣にあって、似ていて違う。単純なそのことの発見。

私たちは、わかりあうことのできない何かを抱えているかに見えます。だけど果たして、それに実体はあるのでしょうか?

個人と個人の出会いとは関係のない背後で、いろいろなしがらみがあるとしても、そのしがらみの存在を見つめながら、それでも私たちは、個人と個人として出会うことができます。日本で育った私と、韓国で育ったあの子として。関係を築くのは私たちです。
そのことの重要さに、私は少し震えました。

今、戦後60年。
やっと私は思います。過去の戦争の話は、私の生きている今に、陸続きで続いているということ。そして、だけれど私たちは、何もできないわけではないということ。なぜなら私たちは現実に、今の世界に生きているということ。


▲このページの先頭へ

最近のエントリー

過去分一覧(月別)

2020年
2019年
2018年
2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
2012年
2011年
2010年
2009年
2008年
2007年
2006年
2005年
2004年
2003年
2002年
2001年
2000年

カテゴリー

執筆者一覧

お問い合わせ・ご連絡先
Copyright © 1999 - Navigate, Inc. All Rights Reserved.