念願のシネマコンサート
先日、シネマコンサートに行ってきました。
シネマコンサートとは、スクリーンで映画を上映しながら、その音楽部分をフルオーケストラが生演奏するもので、映像と音楽の両方を楽しむことができる催しです。
今回の演目は、1987年に公開された映画『ラストエンペラー』でした。
清朝最後の皇帝であり、後に満洲国皇帝となった愛新覚羅溥儀の生涯を描いた作品です。
映画に詳しくない私でも一度は耳にしたことがあるほど有名な作品ですが、これまで機会がなく、観たことがありませんでした。
「これはぜひ観にいきたい」と思い、足を運びました。
いざ開演を迎えると、指揮者の呼吸と合図とともにオーケストラの演奏が始まり、ほどなくして、その後方に設置されたスクリーンに映画が映し出されます。
物語は、溥儀の幼少期から死を迎えるまでの人生に焦点を当て、静かに、しかし確かな重みをもって進んでいきます。
その立場ゆえに時代に翻弄され、大きな力に身を委ねるしかなかった葛藤や、やるせなさ。
そして、どこかで絶対的な愛情を求め続ける、一人の人間としての苦悩が胸に迫ります。
映像の美しさもさることながら、坂本龍一氏が作曲した旋律の美しさ、オーケストラと中国の伝統楽器による素晴らしい演奏により、すっかり映画の世界に引き込まれ、深い感動に包まれました。
昔に比べ、心の機微がわかるようになってきた(?)この年齢になって出会えたことを、心から良かったと思える作品でした。
今はオンラインで、好きな時に映画を楽しめる時代になりましたが、ホールや劇場に足を運び、観劇する体験には特別感があり、より強い思い出として心に刻まれる気がします。
皆さんも機会がありましたら、ぜひご覧ください。
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