
こども寄席
先日、家族で「こども寄席」を観に行ってきました。
小学生の娘はもちろん、私自身も寄席を観るのは初めてです。
寄席が始まると、「落語は気軽に楽しむものです。登場人物がどんどん増えていくのがわかるかな?」と、落語の様子を実践しながら、子どもたちにわかりやすく落語の魅力を紹介してくれました。
その後、約80分の公演の中で、3つの演目が披露されました。
一席目は、古今亭伝輔さん「元犬」です。
白い犬が人間に生まれ変わることを願っていたら、本当に人間になってしまったという噺。
軽快な語り口で生き生きと話が進んでいき、犬のとぼけたセリフに、会場からは笑い声がこぼれます。
子どもたちにも親しみやすく、最初の一席としてぴったりでした。
二席目は、おしどりさんの音楽&ワイヤーアートです。
アコーディオンの軽やかな音色に合わせ、会場は一気に明るい雰囲気に。
トークの合間に次々とワイヤーで作品を作り上げていき、子どもたちは興味津々。
さらに、珍しい楽器「テルミン」も登場。
手を近づけるだけで、ほわわ~んと音が鳴る不思議な楽器です。
テルミンを使ってパントマイムが披露され、音と動きが絶妙にマッチして、笑いが止まりません。
三席目は、春風亭百栄さんの「天狗裁き」です。
どんな夢を見たのかと追求されていく噺。
やわらかい語り口で、物語の中に引き込まれます。
登場人物がどんどん増えていく様子は見事です。
最後は、なんと天狗まで登場し、子どもたちも楽しそうに聴いていました。
その他、謎解きゲームもあったり、子どもたちが楽しめる工夫がいろいろありました。
今回の「こども寄席」を通して、寄席がどういうものかを知ることができました。
落語だけではなく、色物も楽しめるというのが寄席と知り、ますます興味が湧きました。
娘ももとても楽しめたようです。
これからも機会を見つけて寄席を観に行き、たくさん笑いたいと思います。
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「こども寄席」という筆文字も味があります! | 会場の雰囲気です。 |