
七夕ならず
先日7月7日、自宅で七夕飾りをしようと笹を購入しました。
身長を超えるほどのとても立派で新鮮な笹を購入し、これは子どもたちも喜ぶだろうと家路を急ぎました。
晩ご飯を食べ、いよいよ七夕飾りを楽しもうと、花瓶に笹を飾っていたところ、視界の端に小さく動くものが映りました。
目の疲れかと思いながら、目を凝らしてみると、笹の葉と接しているカーテンに、小さな尺取り虫が!
近くにいた虫の苦手な子どもたちは跳ねるようにその場を離れ、「どうにかしてー!」と、はるか遠くから私に指示をだします。
ここは私がどうにかしなければ。
しかし、あらためてその招かれざる客(尺取り虫)を見ると、全長1センチにも満たない、まるで黄緑色の糸くずのような体を震わせているではありませんか。
どこかで見たことがある思ったら、まさに絵本の「はらぺこあおむし」のキャラクターによく似ています。
安息の地から離されて、わが家のカーテンにしがみついている姿がなんとも可哀想になってきました。
その姿をみて、駆除することも忍びなく、ティッシュにそっとのせ、外に逃がしてあげました。
その後はというと、(またなにかがでてくるのでは……?)と家族全員の注目を集めている笹を、ふたたび包装紙にくるみ、泣く泣く撤収。
願いごとは各自で短冊に書き、テーブルに並べるというスタイルでこの日の七夕は終了しました。
なにはともあれ印象に残る七夕の日となりました。
![]() |
![]() |
わが家の七夕の写真は、大混乱だったため撮ることができず、 会社の近所の七夕飾りの写真です。 |
さらさらとした音も涼しげです。 |