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遥かなるe-Learning(3)


[K] 仕事・職場

今回のe-learning展では、コンテンツゾーン内の一番小さなブースを借りて出展しました。会場の隅っこで、人通りも多いとはいえず、来場された方でも気づかれなかった方もおられたと思います。
その上、ブース正面の社名プレートやカーペットなど、標準的なオプションも付けず、あくまで自前主義にこだわりました。webサイトにせよ、e-learning事業にせよ、IT関連で成功するには圧倒的にお金をかけるか、徹底的にコストを抑えるかのどちらかしかないと感じていて、弊社の場合、後者しか選択肢がないと決めていたからです。
しかしカーペットを敷かなかったことは大失敗で、終日立ってお客様に応対したスタッフは、相当足にこたえたようでした。

もちろん自前主義にこだわった本音は、少しでも目立ちたいという思いからでした。商品も、リーフレットも、パネルもすべて社内で手作りし、できるだけ自分たちが伝えたいことが表現できるように工夫しました。ところが実際に展示してみるとお客さまの反応はあまり良くなかったようです。そこで初日終了後、すぐに会場にいたスタッフで話し合い、展示方法を修正してくれました。
パソコンもマックで展示していたのは1社だけだったようで、マック系の雑誌が取材に来てくれました。マックを用いたのは、ハードやソフトの制約を受けない教材づくりをしていることの表現のつもりですが、逆に「なんだ、うちはウインドウズだからこのブースは関係ない」と思われた方も多かったと思います。

小さいブースながらも工夫だけはしたつもりです。
ですが、お向いの会津大学さんをはじめ、小さなブースは他にもいろんな工夫をされていたようですし、みんな必死でお客さまに応対していたようです。

3日間で名刺をいただいたお客さまは約130名。もちろん弊社にとっては大収穫です。
ただ、今回は展示会の性格上、弊社のターゲットである人事教育のご担当者だけでなく、システム系の方やコンピュータ関連の企業の方の割合が多かったようで、その分は差し引いて考える必要もあります。

それでも大きな収穫だったのは、各スタッフが、展示した製品(教材)に対するいろんなご意見やご感想をお客さまから直接聞けたことです。弊社が展示した『オンライン実践ガイド ドラセナ』は、e-learningの規格を全く無視していますし、きわめてローテクの教材です。
そのため、中には「こんなもの何になるの」といった手厳しいご意見もあったようです。そういう厳しいご意見こそ、これからの財産になると思います。ただ、そういうご批判は技術系の方に多かったようで、逆に今の路線で間違ってない、これでいこうという決心を固めさせていただきました。

私たちが理想とする教材に育てていくまでには、まだまだ多くの時間と試行錯誤が必要なことも肝に銘じながら。

*余談
この原稿を書き終えて改めて感じたこと。
今回の展示会で会社としての一番の収穫は、スタッフの成長だと思います。私はほとんど口出ししてないのに、みんなで協力し、工夫しながら展示会をやり遂げてくれました。 こういった仕事への挑戦や現場での体験こそ、一番の教育の場だと改めて感じました。
e-learningとは無関係な、まったくもってアナログの世界の教育ですが......。

展示会の様子はこちらです。

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