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2002年11月 1日

甘粛省に行く〜その5〜

category : [旅行・海外生活

writer :[ち]

「瑪曲」から「朗木寺」へ向かう朝は雪が降っていました。
「朗木寺」は甘粛省と四川省の境にある街です。チベット仏教のラマ僧、チベット族 、縁なし帽子をかぶった回族、四川から来た人などいろんな民族が混在しています。
ここは「鳥葬」で有名な町で多くの観光客が来るため、至る所に英語表記が見られました。
私たちも朝早く起きて鳥葬が行われる山まで登りました。(※1)
中国も日本と同じように人が死ぬと火葬します。 ですからクラスメイトも鳥葬の様子に恐れを感じ気分が悪くなる人も多かったです。 死に関するとらえ方が土地や宗教によって違うことはとても興味深いことです。 それは生活習慣の違いにもなります。 ただ知っている、というのではなく現地の暮らしや景色を肌で感じながらその土地の習慣を目の当たりにすると 驚きながらも納得できることが多いと思います。
この街にもたくさんのチベット仏教の寺がありました。 「回すと1回読経したことと同じ意味がある」という経の書かれた筒(マニ車)が 数十個並んだ建物が街のあちこちで見られ、午前中いっぱいかけて 人々はあちこちのマニ車を回しながら寺を回って(コルラ)祈りを捧げていきます。(※2)
今回の写生旅行で行った場所の人はどこも「祈る」姿が印象的でした。
はじめはなぜそんなに一生懸命祈りを捧げるのかわからなかったのですが、 ここに5日間滞在して、乾いた土とまずしい生活を目の当たりにすると 「もう祈るしかないな」という気がしてきました。


●※1 <鳥葬について>
朝7時に山を登り始めて約1時間、鳥葬の行われる場所まで来ました。 前日に雨が降ったせいか霧が立ちこめ、5メートルも進むと前が見えません。 朝露と雨でぬれた道はぬかるんでいるし草はのび放題です。 ズボンはひざまでびっしょりになりました。
人が亡くなると斧で間接を切りばらまきます。そして鷹が来て食べるのです。
その日は儀式は行われず前日のものがわずかに残っていました。 子供の小さな手のひらやあばら骨などが散らばっていました。
興味本位で行っただけの私たちは、暗い気持ちで山を下りてきました。

●※2 <コルラについて>
祈り方も独特で、頭と顎と胸の前に手を合わせた後、ひざをついて頭を床についてお辞儀する、 という動作を3回行います。


<参考>

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