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2011年10月21日

お守り

category : [日常生活

writer :[ね]

お守り

2年前の秋の休日。
私は趣味の草野球の試合中に転倒し、左鎖骨を骨折してしまいました。
1点を競っている場面で塁上にいた私は、後続バッターのヒットにホームを目指して全力疾走。無事生還してチームメイトと喜びのハイタッチ、試合後は祝勝会、かんぱ~い!

......のはずが勢い余って、3塁を回りきれず、そのスピードのまま1回転。
全体重をのせたまま左肩から転倒し、あえなく救急車で病院へとホームインすることになってしまいました。とほほほ......。

結局、入院のうえ、骨折部位を金属製プレートで固定する手術を受けるという羽目に。
しかし手術後は「本当に骨が折れているのか?」と思うほど、痛みもなく、日常生活にも支障がなく過ごすことができました。
(余談ですが、私は外科用金属プレートを扱う医療メーカーさまの営業研修を担当させていただいたことがあります。研修内で「私たちは患者の早期社会復帰をサポートし......」とおっしゃっていた記憶がありますが、確かにその通りだと実感) 。

さて、順調にいけば半年から1年程度で骨折部位も治る見込みでしたが、年齢とともに治癒力が落ちているのか、日ごろの不摂生のせいか、いっこうにつながる気配が見えません。
ようやく2年が過ぎる直前になって、骨が付いたことが確認でき、骨折部位のプレートの除去手術(抜釘)を行うことになりました。

前回同様、全身麻酔による手術とのことで「本当に抜かないとダメか?」と尋ねました。
というのも、もはやプレートが入っていることは日常生活においては全く気になりませんし、身体の一部のようになじんでいたからです。

しかし、
・将来的に金属の接合部から菌が入り込み、感染症を起こしてしまう場合があること
・金属プレートを原因とした大けがにつながる場合があること
を理由に手術を勧められ、同意することにしました。

つい先日、手術が無事終わり手術室から帰る移動ベッドの中、看護師さんから身体に埋まっていたプレートを袋ごと手渡されました。

長さ15センチほどのプレートとネジが7本。プレートは輪っかをつなげたような形状で、なんだかパズルのパーツのよう。材質はわかりませんが、曲げようとしても、びくともしません。(ちなみに飛行機の金属探知には引っ掛かりません)。
何だか黒々としていて存在感もあります。

改めてみると確かに異物です。
しかし2年間を一緒に過ごしたこのプレートを捨てるのはしのびなく(資源ゴミ?)、お守りがわりに草野球のかばんに入れておくことにしました。


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