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2004年6月23日

初めての出産(2)〜名付け〜願いを込めて

category : [イベント

writer :[よ]

新しい命を宿したからには名前をつけなくてはなりません。

私の場合早産の可能性が大いにありましたので、早めに決めなくてはと思っていました。
しかし長い入院生活のため、名付けの参考にしたくても本を手に入れることもインターネットで検索することもままなりません。
これまでなんとなくいいなあ、と思っていた名前もあるのですが、いざとなると画数や姓との相性など考慮すべき点もいくつかあります。
またでいいか......とやり過ごしていましたが、検査で性別がわかったときから夫婦で名前について話し合うようになりました。

たぶん女の子だろうとのこと。

私は男性より女性の名前のほうがなじみ深いのですが、逆に主人は女性の名前といわれてもあまりピンとこないようです。ならば私に決定権あり?

「たまごクラブ」という育児情報雑誌を読んでいたのですが、その中に登場する赤ちゃんの名前は凝っているものが多いです。
たとえば「愛鈴」と書いて「あいり」、「樹奈」と書いて「じゅな」と読ませるような名前も多く、私の世代に多い「子」や「美」などがつく名前はあまり見あたりません。
ならば私は「子」のつく名前にしよう!と少し前から考えていました。しかし、候補に入れていた名前を名付けの本(「たまごクラブ」の付録だったのですが)で調べてみると、あまり画数が良くないようです。う〜ん、困った。それまで考えていたものがボツになってしまい、どうしていいかわからなくなってしまいました。

果たして「子」をつけるべきなのか......
名付けは振り出しに戻ってしまいました。

ふと思いついた名前がありました。「桜」です。

入院中にちょうど桜の時期を迎えました。日本人の誰もがなじみがあるように、私も桜が大好きで毎年花見を楽しんでいますが、今年はそういうわけにはいきませんでした。
病室の窓から大きな桜の木が見えるのですが、トイレ以外は安静の私にとって自分で病室の窓まで歩いていくことさえ許されないこと。介護してくれる家族が「今日はつぼみだよ」「もうそろそろ咲きそうだよ」「満開になったよ、すごくきれいだよ」と教えてくれるのを耳にしながら、たまに窓まで手を引いてもらい桜を楽しみました。
また、テレビを見るのは疲れるので控え、ラジオでテレビの音声だけを聞いていたのですが、ニュースなどでも「開花予測は○日です」「この公園ではもう花見客でいっぱいです」などと桜についての情報が多いことにあらためて気付きました。
日本人は本当に桜が好きなんですね。

新しい命を守るためビクビクと安静生活を続ける中で、私自身何度も桜に心癒されました。

「「桜」って名前はどうかなあ?」

これまで候補になかった名前、主人は賛成してくれるでしょうか。どきどきしながら相談してみると、あっさり「いいんじゃない」と返事が。
画数を見てみると、漢字よりひらがなのほうがよさそうです。

そこで次のような願いを込めて「さくら」という名前をつけました。

「桜」のように、優しく、かわいく、人から愛される人になってほしい
「桜」のように、人の心を楽しく、また和ませてあげられる人になってほしい
「桜」のように、散っても次にまた必ず咲くような、粘り強い人になってほしい
「桜」が日本の国花であるように、日本人としての誇りをもって生きてほしい
なにより私が大好きな花であることが一番の理由だったのかもしれません。
また、森山直太朗の「さくら」という歌が心に残っていたことも要因の1つです。

いつか彼女が大きくなって「どうしてこの名前にしたの?」と聞かれたとき、誇りをもって理由を話せる日がくることを楽しみにしています。

彼女は最近「さくら」と呼ばれると、なんとなく反応するようになってきました。自分の名前を認識し始めたのでしょう。
私は自分自身の名前をとても気に入っていて、名付けてくれた両親にとても感謝しています。
果たして彼女もこの名前を気に入ってくれるでしょうか......。


桜の木 手をつなごう
病室から見える桜の木、名付けのきっかけになりました。 生後3日目、手をしっかりつないでこれから楽しい人生を送ろうね!

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