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これも食育!


[よ] 子育て

「食育」という言葉をよく耳にするようになりました。
先日スーパーに行ったところ「6月は食育月間」などと書かれたポスターが貼ってあったり、公民館や生協などでも「食育講座」が開催されたり。
言葉からだいたいの予想はつきますが、「育」という字がつくと、何か難しいことのように思えてしまいます。
確かに最近食生活の乱れで、精神的にキレる子や子供の生活習慣病などが増えていると聞きます。 具体的にはまだよくわからないのでインターネットで検索したところ、たくさんのサイトがあり、世間の関心の高さをあらためて感じました。

先日近所でも「食育講座」なるものがあり、さっそく参加してみました。
保育園で給食の献立を担当している栄養士さんが、食についての講義や、実際に野菜を使ったおやつの作り方を指導してくださったのですが、和やかな雰囲気の中にも、受講するお母さんたちは真剣に耳を傾けていました。
先生の話では、食育とは「生きる力の源」を身につけることでは、とのこと。
難しく考えず、子供のころから楽しく食事にかかわることができるような環境を作る、たとえばできあがったおかずの「材料や味付け当てクイズ」を楽しんだり、小さいうちから一緒に食事を作ったり。これだけでも自然に食に興味がわいてくるそうです。
「食生活は心身の健康の源」となると、私も少しずつ勉強しなくてはと感じています。

私自身の食に関する環境を振り返ってみると、米を作る農家で育ったため、米はもちろん野菜もその季節ごとにできたものを主に食べていました。買ってまで野菜を食べたという記憶はあまりありません。
しかし実家を離れてから野菜を買うようになり、「曲がっていないきゅうりだと切るのも楽だし見栄えも良くていいわ!」なんて気楽に考えていたのですが、実は農薬を使わずに実った大きく曲がったきゅうりを、食べる直前に収穫するほうがよほどぜいたくであることを今ごろ実感しています。

実家にいると、
「今晩のサラダ、何にしようか」
「畑にチシャ(サニーレタスのこと)があるから、取ってくるよ」
とか
「味噌汁に入れるネギはどこにあるの?」
「畑にあるよ、何本いる?」
などといった会話が普通にあります。まるで畑が食材庫のようです。
すべての野菜というわけにはいきませんが、たまねぎやじゃがいも、かぼちゃなど保存できるものから旬のものまで、両親は趣味と実益を兼ねいろいろ栽培しているようです。
私は幼いころから米をはじめこういった野菜が畑にあるのを間近に見て育ったので、たとえば「イモ類が木に成っている」などとは想像しませんが、最近の子供は見る機会がなかなかないため、そう思う子もいるようです。
確かに2歳のさくらに食べ物を用意するとき、たとえばりんごなどは皮をむいて細かく切り食べやすくして与えてしまいます。
絵本ではりんごはたいてい赤くて丸い形をしているのに、実際に食べるときはすでに白くて小さくなっている。
絵本の赤いりんごを指し「これはりんご、でもさっき食べた白いのもりんご」と教えながら、つじつまが合わないことを感じていました。
まずは一緒にご飯を作ったりしながら食べ物に興味を持たせることも大切なのかなと思います。

食育の取り組みの中に、農業体験学習もあるようです。
幸い我が実家は田んぼや畑が目の前にあり、農業体験をしたいと言おうものなら両親は大歓迎!
「あら?、そりゃ助かるわ!ほらっ」と野良服にクワを渡され、畑に連れていかれること間違いありません。
子供のころは農家であることが恥ずかしく、なるべく手伝わなくていいようにあれこれ口実をつくって逃げていましたが、本当は喜んでするべきだったと少し後悔しています。
まだ畑に行っても役立つどころか遊んでジャマばかりしてしまうさくらですが、それでも「これも食育!」、たっぷりお手伝いさせたいと思います。

※ 食育関連サイト いろいろあります

農林水産省  「なぜ?なに?食育!!」 のページへ

株式会社 日本食品薬化  「食育大事典」 のページへ

グリコ  「食育コーナー」 のページへ

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