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2004年12月24日

さくらは、さくらなりに

category : [子育て

writer :[よ]

さくらは、さくらなりに

「今、何カ月ですか?」
たまに用事で外出すると、よくさくらの月齢を聞かれます。
出生日から数えると8カ月、しかし早産だったので、予定日から数える修正月齢だと5カ月になります。
このころの乳児は毎日の成長がとても早く、8カ月と5カ月でも体の大きさにかなり違いが出てくるため、出生日からの月齢で答えると小さすぎて「え?」と意外な反応をされることがあります。修正月齢でも身体発育曲線の下限で小柄なのに、出生日からだと標準からは考えられないくらい小さくなってしまうのです。
時間があるときは「今8カ月ですが、早産だったので成長発達では5カ月です」と説明できるのですが、エレベーターで乗り合わせたときのように少ししか時間がないと、どう答えるか迷ってしまいます。以前もエレベーターで「何カ月ですか?」と聞かれ、いつものように「8カ月ですが、早産だったので......」と答えている途中でエレベーターが開き、最後まで説明できないまま終わったことがありました。それ以来、時間がないときは誤解を招かないよう修正月齢で答えています。

風邪やインフルエンザなどをうつされないよう、人ごみへの外出は控えるように!という医師からの指示もあるのですが、酸素チューブを付けていると外出するのがおっくうになってしまいます。
家の中だと大きな酸素ボンベ(プロパンガスのボンベと似ています)酸素ボンベ酸素ボンベを室内に置き、そこから家中を移動できるように長いチューブ(我が家だと15メートルくらい)をつけているため、とくに支障はありません。
しかし、外出時はチューブを携帯の酸素ボンベに付け替え、常に持って移動しなくてはなりません。
ポストに新聞や手紙を取りに行くときだって!
普通なら、ヒョイと抱いて行けばいいのですが、チューブがあるためそうもいきません。寝たところを見計らって超スピードで済ませるのですが、これが結構なストレスになります。
そんなとき、さくらと同じように「在宅酸素療法」で治療中のお子さんが、昼間だけ酸素をはずしていいことになったと聞きました。
なんてすばらしいのでしょう!
病状が良くなっているのも喜ばしいし、世話をする家族にとって、昼間チューブがないだけでもストレスがかなりなくなることでしょう。
想像するだけで、私もしたいことがグルグルと頭を回りはじめました。

○天気の良い暖かい日はお散歩に行って(ついでにコンビニでおやつも買って)
○起きているときは一緒にポストに新聞や郵便を取りにいって
○お風呂も一緒に入って(今はチューブがわずらわしいのでベビーバスに入れています)
○寝返りしても、チューブが体に巻きつかないから安心!
などなど。

「さくらも次の検診では、そのような指示が出るに違いない」とすっかり思い込んでしまいました。
しかし、待ちに待った検診、肺はだいぶ良くなっているようなのですが、「昼間の酸素カット」の話までにはなりませんでした。
う〜ん、残念です。
もちろん体のためには完治するまではずさないほうがいいとわかっているのですが、つい自由な身を夢見て先を急いでしまう、身勝手な母親でした。

私は、さくらが酸素チューブを付けていてもちっとも恥ずかしいとは思いません。むしろ特徴があって話が弾みやすいのでは、と堂々としています。
しかし、実際に話しかけてこられるのは年配の方が多いですね。そして「未熟児でも大丈夫、みんな元気に育ってるわよ〜!」と元気づけてくれます。
同世代のお母さん方は「酸素チューブの話には触れてはいけない」と思われるのか、地域の福祉センターや小児科で居合わせても、声をかけられることはありません。もし私が反対の立場だったとしても、いろいろ考えるとかえって聞けないので、そんなものなのでしょうね。

おなじく未熟児で出産したお母さんが、こんなことを言われていました。
「もし正常に生まれてきていたら、『あれもさせて、これもさせて......』と過度な期待をかけてしまい、もしできなかったら、その分落胆も大きいと思う。でもこの子は未熟児で生まれ、できないかもしれないことが多いから、もしできたときには『よかった、すごいね!』と思えることばかり、プラスのほうが多いよね。」
そのことば、とても重く、また励みになりました。
まだまだ標準には追いつけませんし、これからも成長や発達において遅れがちになりますが、どんなときも「さくらは、さくらなりに」ゆっくりと成長していけばいいな、と思っています。
そして、彼女を見守りながら私も一緒に成長していけたらいいな、と。

来年もどうぞよろしくお願いします。

ところで、2004年生まれの女児の名前で一番多かったのは、「さくら」だそうです。
けっこう珍しい名前なのでは?と思っていましたが、実際はイチバン人気だったなんて、なんだか複雑です。
これからあちこちで「2004年生まれのさくらちゃん」に出会うのでしょうね。


スプーン練習 手足バタバタ
離乳食開始に向けスプーン練習 手足をバタバタ!

来年は是非顔にテープがない、スッピンで。

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