
猫、(2回目の)新幹線に乗る
年末年始は長期帰省のため、その間、飼い猫をどこに預けるかが最大のハードルとなっていましたが、昨年、猫の新幹線乗車になんとか成功したため(★→「猫、はじめて新幹線に乗る」)、今回は、はなっから猫と帰省と決めて、準備を進めました。
まずは、鎮静用の薬です。
我が猫は外出するのは病院くらいで、だいたい注射される、など辛い思いばかりのため、移動用のキャリーに入れた途端、ずーーーっと鳴いて抵抗してきます。
はじめての新幹線乗車では、獣医師に処方してもらった鎮静薬が効きすぎたようで、ヨロヨロとなり「あわや、命の危機?!」とずいぶん心配したため、今回は前回より少量で処方してもらいました。
この薬さえあれば、大絶叫の我が猫もおとなしくなり、私も肩身が狭くなく移動ができるはず!!
続いて、移動用のキャリーです。
丈夫だけが取り柄だった私も年齢には逆らえず、5.7キロの猫を入れたリュックで移動するには足腰に限界が……。
最近はカート式のキャリーも増えてきたので、早めにカートに慣れておこう、と思い切って新調しました。
大きめの我が猫がくつろげるゆったりサイズ、かつ、猫が頭突きで内側からファスナーをこじ開ないよう、ファスナーがロックされるタイプです。
人間と猫、ともに練習を兼ねて新しいカートで病院へも行ってみましたが、相変わらずミャーミャーわめき叫び、さらに真新しいカートに怒りのお漏らしの洗礼(涙)。前途多難です。
そんなこんなでいよいよ帰省が近づきました。2回に分けて服用の薬、まず1回目を前日に飲ませ、これでしばらくするとボンヤリしてくるはず……。
しかし、前回はすぐに薬が効いたのですが、今回は待てど暮らせど猫は普段と変わらず走り回っています。
あれ?そんなはずでは……。
乗車前に頼みの2回目を飲ませても、いっこうに薬が効いた気配はなく、むしろカートを目の前に危険を察知したのか、逃げ回っています。
乗車時間はどんどん迫るため、薬が効いてくることを祈りつつ、暴れる猫を無理やりカートに入れ、いざ出発です。
しかし、駅についても興奮冷めやらず、「ここから出せよ!」とばかり絶叫の嵐。
こんな状態で4時間ほどの新幹線移動、自信は皆無と泣きべそ状態で獣医に電話したところ、
「薬の量が足りなかったのかも。帰りの分の薬も追加で飲ませてOK」とのこと。
「それでは、帰りの薬がなくなってしまいます」と不安げな私に、
「では追加分を実家に送りますね。年末年始でも宅配便は届きますから」と優しく対応頂き、安心して追加の薬を飲ませました。
ほどなくして効果が見られ、まさに「借りてきた猫」のように新幹線でもおとなしく過ごし、無事に実家に到着!
備えあれば憂いなし。計画的に準備をしたつもりでしたが、備えは少し多めにしたほうが、さらに憂いは減る、と勉強になりました。
とはいえ、今後は両親の介護などで帰省頻度は増すのに、毎回鎮静薬を飲ませてまで帰省させるのは猫にとって正しいことなのか。
もし人間の言葉を話せるなら「眠らせてごまかすんじゃねえよ!」とお怒りかもしれません。
かといって、1週間もペットホテルに預けるのも、猫にとって相当なストレス……。
今後は、病院以外のお散歩などでキャリーでの楽しい思いを増やし、キャリーへのトラウマを減らしていくのも手かもしれません。
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新調したキャリーカート 想定より大きくて移動が大変でした。 |
ペットを含む手荷物切符の売り場は 相変わらずペット連れが集合! |
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半べそでお願いした薬は 年末でも無事に到着!感謝感謝です。 |
おかげで猫もおとなしくなりました。 |
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慣れない実家では 押し入れがお宿 |
猫が大好きなおやつで おびき寄せます。 |