« Back | 気まぐれ歳時記INDEX | Next »
category : [日常生活]
writer :[ち]
仕事をしていると、窓の外にある電柱に時々カラスが来ます。
「カアカア」と大きな声を出しながら、仲間と交信していたり、
ときには窓からこちらをみたりしています。
パソコンにずっと向かっている私たちを見て、何を思っているのでしょうか。
私は、密かに彼を「ピーちゃん」と呼び、勝手に親しみを感じていました。
そんなピーちゃんに、この春変化がありました。伴侶を見つけたようです。
そして電柱の上に巣作りを始めました。枝やハンガーをどこからか運んできて、せっせと積上げていきます。
ものめずらしさもあって、ぜひ写真に納めたいと、パパラッチがごとく、ピーちゃんが来るたびにカメラのシャッターを押しました。しかし、視線をあわせるとすぐ逃げるので、ぶれてしまいます。
そうなったらもう持久戦です。
三脚を植木の陰に隠しながらセットし、ピーちゃんが来たら、視線を向けないよう、後ろ向きにゆっくり近づいてシャッターを切ります。
(そんなことしてないで仕事しろ!という天の声も聞こえました......はい。ほどほどで)
7つの子が見られたら楽しいなと期待もしたのですが、電柱の上だけに、放っておいていいものかどうか。電力会社のサイトページには「撤去するので連絡を」と書いてあります。
しかし、ピーちゃんを私が追い出すだなんて!と思いっきり私情だけで悩んでいました。そうこうしているうち、近くで工事が始まったせいでしょうか、巣作りは中断されました。残念ではありますが、ほっとしました。
カラスは一夫一婦制で生涯相手を変えないという話もあります。
もしピーちゃんが来なくなったら寂しいのですが、もっと安全な場所で、お嫁さんと仲良く、かわいい子を育ててもらえたらと思います。
(実は、ピーちゃんが雄か雌か見分けられないので、お嫁さんではなくお婿さんかもしれませんが......)
![]() |
![]() |
いろいろ集めています | 彼女を連れてきたピーちゃんとお嫁さん? |
![]() |
![]() |
たくましさもアピール? | ちょっとかっこいい |
![]() |
ピーちゃんを呼ぶために 「カアカア」と鳴きマネをしていたら ひよどりがやって来ました(笑) |