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外壁塗装の職人さんに習う


[の] 日常生活

職人さんの作業を眺めるのが好きです。
熟練した技能で流れるように仕上げる所作は、不器用な私にとっては魔法のようで、わくわくします。
もちろん、業務マニュアル制作をなりわいとしているため、興味をひかれるというのもあります。


数年前、拙宅の外壁を塗り替えたときのことです。
ネットで探し当てた塗装店に依頼することになったのですが、その際社長に無理を言い、作業現場の写真や動画を撮らせてほしいこと、それを作業マニュアルに使用するサンプルとして教材やサイトに掲載させてほしいこと、もちろん作業の邪魔にならない範囲で、とお願いしました。


社長は「へー! そんな依頼は初めてですが、いいですよー、職人にも伝えておきますー」
と軽やかに快諾くださいました。


実はこれまでさまざまな業種の業務マニュアルを作ってきましたが、技能系のサンプルとして使える写真がなかなかありませんでした。
お客さまの写真は出せませんし、自社内で撮影といっても限界はあります。


外壁の塗り替えなんて、生涯に一度か二度あるかないかのチャンスです。
職人技を間近で見られて、しかもサンプルにできる……この機をのがす手はありません。


そういうわけで、いざ塗り替え&撮影開始。
仕事の邪魔にならないよう、都度了承を得ながらビデオを回し、ついでにインタビューなどもさせてもらえました。
養生が大事ということ、コーキングの注意、下塗り、中塗り、上塗りのそれぞれのポイント、ラインの出し方などなど。
職人さん達はとても親切で、忙しい中でも快くご協力いただいたことに感謝です。

外壁はジョリパッドという塗料を使用していますが、塗料の中では扱いが難しいものだそうです。
親方によると、乾くのが早く、塗り継ぎがムラになって影が出やすいので、天候によって塗り始めの場所や順番を考えないといけない、とか。
また、材料に応じた希釈の配分を守り、量が均一になるように塗れないときれいに仕上がらないなどなど。


「その加減は口で言っても難しいから、1平方メートルの板に、対応する分量をきっかり使い切るように塗らせるんですよ。塗るというより配るという感覚で。その感覚をつかむのが大事ですね」


なるほどー!技能のOJTには、いろんな工夫があるんですね。勉強になります!


親方は、作業の手を動かしながら、実にたくさん話してくださいました。
「こんなふうにお客さんと話すなんて初めてですよ。家からまったく出てこないお客さんも多いですから。こちらとしても確認したいこともあるわけで、できればもっと話ができたらいいと思うんですけどね。だから今回はよかったですよ」と言ってもらえました。


たくさん撮った動画データは軽く編集を施して、せめてものお礼にPRにでも使ってもらえれば、と社長に送ったところ、とても喜んでいただきました。
親方のロングインタビューは特別にCDに焼き、永久保存版として進呈。ぜひお孫さんにも見ていただきたいものです。


この数日間は本当に楽しく、職人さん達とも親しくなれて、塗装が終わるのが名残り惜しいくらいでした。
次回もぜひお願いしたい……と思っても、生きている間はもう塗り替えることはないだろうと思うと、まさに一期一会の貴重な出会いであったのだと染み入ります。ご縁に感謝です。


そのときの写真の一部は、業務マニュアルTipsの記事に掲載しています。

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下塗りの様子です。 シャッターの角をローラーで
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