銀座の老舗喫茶店を訪ねて
天気が良い日には、「街歩き」をすることがあります。
街歩きといっても、近所を散歩するということではなく、電車を乗り継いで目的の場所へ向かうのです。
理由は様々です。先日テレビで特集が組まれていた。あのレストランの料理が食べたくなった。あの建物が見たくなった
――そんな小さなきっかけで出かけることもあります。
予定を立てて実行することもあれば、天気や体調、気分など、タイミングがそろったときにふらりと向かうこともあります。
先日は銀座に出かけました。
実は以前から気になっていたお店があります。
いつも人が並んでいて、なかなか入る機会がありませんでした。
その日もやはり店先には列ができていましたが、
以前から気になっていたこともあり、思い切って並んでみることにしました。
調べてみると「カフェーパウリスタ」という歴史ある喫茶店でした。
開店30分前に到着したのですが、すでに開店を待つ人々の姿があります。肌をさすような、冬の北風や夏の日差しもない心地よい季節です。
これはチャンスだと思い、列に加わると、ほどなく開店となり入店することができました。
「カフェーパウリスタ」は1911年(明治44年)に創業した、現存する日本最古の喫茶店として知られているそうです。
当時は、お酒を楽しむ社交場としてのカフェが主流でしたが、1杯数銭という手頃な価格で本格的なコーヒーを提供したこのお店は、日本のコーヒー文化の普及を支えた存在のひとつなのだとか。
当時の学生や文化人たちに愛され、芥川龍之介や菊池寛などの文豪たちもコーヒーを飲みながら語り合っていたとのこと。
大正ロマンを感じさせる店内はどこか懐かしく、
時間の流れがゆったりと進んでいるような心地よさがあります。
名物のキッシュとザッハトルテ、そして創業当時の味を再現したコク深いコーヒーを味わいながら、ほっと一息。
お腹も気持ちも満たされた街歩き(?)となりました。
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| 「カフェーパウリスタ」に到着 | 名物のキッシュです。サクッと軽く優しい味わいです。 |
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| コーヒーは深煎りの「パウリスタオールド」 にしました。 創業当時から受け継がれている伝統の味です。 |
ザッハトルテがコーヒーによく合います。 |








