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2010年8月24日

あこがれの富士登山(前編)

category : [旅行・海外生活

writer :[ち]

あこがれの富士登山(前編)

富士山へ行ってきました。
富士登山は長年の夢でした。

旅といえば、1人で出かけることが多い私ですが、
さすがに1人で登山は無理と思い、友人を誘ってバスツアーに参加することにしました。

富士登山となると、準備するものがたくさんあります。
ネットで調べたり、登山専門店を回ったり、週末になるたびにあちこち出かけて情報を集めました。
登山靴はもともと持っていたのですが、そのほかはほぼ持っていない状態でした。
ありものや借りもので済ますこともできますが、いろいろ見ていると欲しくなります。
登山グッズはどれも高価です。まともにそろえたら10万円以上かかりそうです。
ぜいたくは言ってられないので、なるべく安く買いたい。そんなとき頼りになるのは「ユニクロ」です。吸汗速乾素材も出ていて、安い!本当、感謝です。しかし、そう安くあがらないものもあります。
ものによっては、快適さのみならず体力に影響するとなると、命に関わることもあるので、なんでもいいというわけにはいきません。調べれば調べるほど、高いものに目がいってしまいます。

ツアーに申し込んでから出発まで1カ月ほどありましたが、その間悩みに悩んで、結局、準備したものは↓こんな感じです。

■このたび新調したもの
 ザック、ヘッドライト、ストック1本型、速乾タオル2枚、
 帽子、雨具(ズボン)、UV加工の長袖2着、速乾Tシャツ、速乾上着、登山用靴下2足、
 空気缶、食べる酸素、ウェットティッシュ、テーピング、飲食料

■ありもの、借りもので済んだもの
 登山靴、雨具(上着)、防寒具(上着)、速乾ズボン、サポートタイツ、軍手

■欲しかったが、あきらめたもの
 時計(気圧計があるものが欲しかった)、ストック2本型、スパッツ(ゲーター)


衝動買いは抑えたにもかかわらず、5万円以上かかりました。
そして、驚くべきは、その重量。なんと7kg超えです。
「これを持って登山できるだろうか」
登山愛好者が書いているサイトでは、1gでも減らすためペットボトルのラベルや服のタグも外していく、という記述がありました。そこで減らせるものを探しましたが......見直したら「これもやはり要るのでは?」とかえって増えてしまいました。
箸より重いものは持てないお嬢さま、とは言いがたい私ですが、ノートパソコンほどの重さでも持ち歩くのは苦手です。医者にも「細いねー」と言われる頼りない肋骨に加え、高校生のころでさえ50m走で息切れする肺活量のなさ。子供のころから、体力にまったく自信がありません。
「こんな弱気じゃ、富士山のてっぺんにはたどりつけん!」と奮起したものの、実行したのは、週末に出かけたついでに次の駅まで歩くとか、登山の歩き方を調べて少し練習してみたことぐらいでした。それでも、登山前日に行った針の治療院では「最近足がいい具合だね」と言われたので、多少の効果はあったのでしょうか。その先生が「スタミナをつけたいときは、やっぱりうなぎ。バレリーナも公演前に食べる」と言うので、その日の帰り、一緒に行く友人を呼び出してうなぎを食べに行きました。「これでスタミナはバッチリ!」と思い込むだけでも、気持ちが軽くなりました。


さて、登山当日、朝4時半起きで横浜駅に集合し、高速バスで新宿まで移動します。
前夜は、緊張のせいか、うなぎのせいか、気持ちが高ぶってほとんど眠れなかったのですが、わくわくする気持ちでいっぱいで、まったくつらくありませんでした。
新宿ではさらに各地から人が集まり、7時半、大型のバス8台くらいが富士山に向けて出発しました。

バスの中で、ツアーガイドさんが言うには、
「今週末は、今年で一番混んでいる日となりました。富士山は混んでいるとなかなか大変です。平日だともっとよいですね」うーん、そう言われても、今日参加してしまった私たちはどうしていいものか。
その日は、雲が多い日でした。
雨女と公言している私は、大雨の登山も覚悟していたので、降っていなかっただけでもラッキーです。高速道路に入り、静岡が近づくにつれ、見えてくるはずの富士山......
しかし、まったく見ることなく、富士スバルラインへ入っていきました。
11時くらいに5合目に到着し、ここでひと休憩します。
すでに標高2000m以上ですから、気圧に慣れる必要もありますし、これからに備えて栄養補給も必要です。登山愛好者のサイトでお勧めしていた通り、うどんを食べ、お手洗いに行きます。
肌寒いくらいの気候と有料のトイレに「ここはもう富士山なんだなー」とちょっと山を実感しました。

5合目は登山者、下山者で人があふれ、座る場所もないほどでした。
ほかのグループの出発時間との調整もあり、予定より1時間遅れの午後1時過ぎにいよいよ登山開始です。
私たちのツアーグループは、「初心者も安心、ガイド付きツアー」というタイトルでした。
その名から、ガイドさんが手取り足取り、登り方を教えてくれ、「さあ頑張れ」と励まされながらの登山をイメージしていたのですが、実際には違いました。
「これは観光ではない。登山です」
「登山でトラブルを起こさないコツは、呼吸を整えながらゆっくり進むことです。さもないと、高山病を起こしたり、足がつったりします。ただし、今日は目的地の8合目にある山小屋まで、暗くなる19時までに皆さんを連れて行かねばなりませんので、急ぎ足でいきます。皆さん自己管理でしっかりついて来てください」

バスの中で言われたとおりその日は混んでいて、同ツアーだけで50人ほどいます。その大人数を1人の登山ガイドさんが率いて行くのですから、皆に合わせているわけにもいかないのでしょう。
「登山は、結局自分との戦いなのだ」とあらためて自覚することになりました。
スタート地点の5合目から8合目までは、平均移動時間は4、5時間のようです。
しかし、混み合う山で移動となると、自分の思うようには前に進めず、7、8時間かかってしまうこともあるようです。
「体力に自信がない人は前の方に来ること!」
皆が前に前に来たがり、子供より前にでるわけにもいかず、前から8番目くらいの位置で並びました。

6合目までは、なだらかな坂なのですが、すでに肺がゼイゼイ鳴り始めました。
ここで酸素缶登場です!気のせいという人もいるけれど、効果はあったような気がします。

7合目に近づくあたりから道も険しくなってきます。空気もだいぶん薄くなってきて、思うように呼吸ができません。腹式呼吸を一生懸命やる、という感じで、ひたすらそれに集中します。「すーはー、すーはー」と、平地でやったら変なほどわざとらしくやります。それでもリズムが狂うとゲホゲホっとなるので、水を飲み、整えます。
汗を大量にかくので、こまめに水分補給が必要なのですが、役目はそれだけではなく、水を飲むことで酸素も取り入れることができるそうです。昔勉強したH2Oの分子式、「あ、O2(酸素)とH2(水素)か......」空気が薄いせいか、疲れのせいなのかはわかりませんが、ぼーっとする頭で、そんなことを思い出しました。


(つづく)


  
グッズ 酸素
準備したもの(一部です) 登山には必須?!酸素缶と食べる酸素
うなぎ うどん
スタミナ源にうなぎを! 登る前の腹ごしらえにうどんを!
霧 登山
白いのは霧です。景色はまったくみれませんちょっとだけ登山ガール...おばちゃんか?
混み合う山1 混み合う山2
見えるのは人ばかり。混雑しています
カレー 食事の様子
夕食のカレーです 食事の様子です。ここも混み混み

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