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2004年5月17日

持続する美味しさは力なり

category : [旅行・海外生活

writer :[ち]

「持続は力なり」という言葉があります。 私はそれを食べ物でよく思い出します。

私は、甘いものが大好き。ケーキやパンなどの小麦類菓子は日々の生活に欠かせません。
しかし、北京では西洋系小麦類スイーツはまだまだ満足できないレベルです。 だからこそ、美味しいスイーツがあるお店は、この北京で快適に暮らしていくためにとても重要な存在です。
あのお店の○○ケーキ、そこの××プリンなど、また食べたいという思わせてくれる罪なスイーツたち、私の「夏に向けてのスリム計画」を笑い、心を揺さぶります。 「あとで運動しよう」とやりもしないことを口にして、いざ「いただきま〜す」。
ところが、です。
期待していた味と違う。期待していた夢の時間は崩れていきます。
そんなことが最近立て続けにありました。
日によって作る人によって、味も美味しさも微妙に違う、品質管理のできていない中国では日常茶飯事です。
北京では開発が急速に進んでいるせいか、もともとそういう気質なのかはわかりませんが、味も良く、盛況なレストランが突然閉店したり、コックが代わって味が変わったりすることがよくあります。
中国では「あの店のあの味」が食べたいとわざわざ出かけても、「あー、この間と違う」。というガッカリ感を、味わうこと数知れません。

時には、落ち込んでしまうほどガッカリすることがあります。
例えば、ある高級レストランでの飲茶。繊細な味付けには、その高額な値段も納得です。飲茶の締めにはいつもマンゴープリンをいただくのですが、絶妙なプルプルさで仕上がった食感は感動ものです。外国暮らしで心が荒んだときなど、そのお店で食べれば幸せになれました。
しかし、先日1年ぶりに行ったところ、メニューも味も変わっていて愕然としました。今後どこで心を癒せばいいのでしょうか?
もう1つは、珈琲。
これも私の生活に不可欠な活力兼円滑剤です。
外国人の多く住む北京では、珈琲を飲む人が少ないわけではありません。とはいっても、砂糖とミルクの混じったインスタントが主流で、挽いた豆を買って飲むという人はとても少ないのが現状です。
そのため、ブラジル産などの輸入豆は日本よりも高価で、取り扱う店も多くありません。
ところが、つい半年ほど前から日本系列のスーパーに珈琲豆を売る小売店が入り ました。しかも味は、外資系スーパーでよく売られている欧米風の大味ではなく、日本人好みのものです。
手軽に好みの珈琲が手に入るなんて幸せです!北京も珈琲の味がわかってきたなぁと喜んでいました。
ところが、です。
つい先日豆を買いに行ったら、その小売店自体がありません。聞くと撤去されたとか......。 そう言えば私以外にお客を見たことがありません。やられた......、そんな感じでした。 今後、私は何を飲んでリラックスすればいいのでしょうか?

同じ味や商品などをを変わらず保ち続けていくことは、特に目立つことではないので、お客からは意識されません。それだけに地道な努力をしないと保てないものなのだと思います。それは、新しいものを開発することと同じくらい大変なことです。
「持続は力なり」
意味合はちょっと違うかもしれませんが、その重みを私はここ中国で体感しています。
だから、と言ってはなんですが、今あるうちに食べておかないと......。


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