起き上がり小法師のようになあれ! メイン画像

起き上がり小法師のようになあれ!


[よ] 子育て

子供は1人しかいないのに、だからでしょうか、子育てについていつも新たな問題にぶつかっています。
娘はもう中学生、身体的には成長し「お世話する」という域はだいぶ抜けたのですが、心についてはまだまだ発展途上中。

先日ぶち当たった壁は、部活のレギュラーになれなかったことです。
彼女は吹奏楽部でクラリネットを担当しています。私も中学時代は吹奏楽部だったのですが、当時は全員レギュラーで上級生は基本的にコンクールなどに出れないということはなかったはず。しかし現在は出場するイベントによっては人数制限があり「部内オーディション」によって出場できないこともあるようです。

3年生が引退したこの秋、人数制限があるイベントに参加するため部活内でオーディションがあり(審査員は顧問教師)、当日はドキドキしながら出かけていきました。
帰宅後「どうだった?」と声をかけると「ダメダメだった、でもみんなそれぞれできなかったみたい......」と悔しそうな表情。
今回のイベントの人数制限は50名でレギュラーになれないのはたった数名、確率の問題でも、まさかその数名には入らないだろう、と私も甘く見ていたのですが。

結果発表当日、私が娘に会えるのは仕事を終えた夕方です。
いつも帰宅するときに「今から帰るね」と連絡をするのですが、娘から先に「帰ったよ」とメールがあったきりで、私から電話をかけても出てくれません。
良いことがあったときは積極的に話してくるタイプなので「こりゃダメだったかな」と薄々は感じていたのですが。
家に到着し、私も鍵を開ける手が震えます。
もしダメだったらなんて声をかけよう、なんと慰めたら良いんだろう。でももしレギュラーになれなかったとしたら、1人ぼっちで落ち込んでいるであろう彼女を一刻も早く慰めてあげたい。
勇気を振り絞り玄関を開け、娘の顔を見て「どうだったかな?」と控えめに聞いたら「ダメだった」とポツリ。
そして、部活中に結果を聞いてから私が帰宅するまでの数時間、ずっと涙をこらえていたのか、私の顔を見て大泣きし始めた彼女。
私も慰めの言葉が見つからず、2人で涙が枯れるまで泣き尽くしました。
4月に入部し、ゼロからのスタートで真面目に部活に通い、彼女なりにがんばったはず。いったいどんな言葉をかけてよいのか。
私にとってはじめての出来事でどうしてよいかわかりませんが、できるとしたら自分の経験談を話すことでしょうか。
お母さんも、今までこんな辛いことがあっていっぱい泣いたよ。でも絶対に乗り越えれる日が来るからね。今はたくさん泣いて、スッキリしたらまた前を向いてがんばろうね!
そんなことしか言えない情けない母です。

実は今回のオーディションで選抜から外れたのは、なんと10名程度だったようです。数名だけとなると本人たちの精神的なショックも大きいのでは、という顧問教師の配慮かもしれませんし、演奏曲に対する各楽器のバランスを考慮したのかもしれません。

翌日、「今回は実力不足もあるけれど、各楽器のバランスの問題もあるのかも。だから、くよくよせずまたがんばる!」と少し吹っ切れた様子の娘を見て、ちょっぴり安心しました。
そのイベントが終了するまで、選ばれなかったメンバーは合奏に合流できず辛い思いをするはずなのですが、この悔しさをバネにより一層努力し、次は大好きなクラリネットを思い切り響かせてほしいと思います。

「響けユーフォニアム」→吹奏楽部が舞台のアニメーションも見つけました。部内オーディションがあったり、様々な問題を乗り越えて行く姿に感動し、今更ですが子供のようにのめり込んでいます。



1 2 2
大切なクラリネット!
次のイベントでは、響け!
たまに自宅でも練習しています。 育児で悩んだら
今やウオーキング友でもある
保育園からの母友達に相談です。
気まぐれ歳時記 Topへ
Related Entries


Contact

お問い合わせ

WEBからのお問い合わせ

研修、業務マニュアルのご相談、
お見積りは無料です。
お気軽にお問い合わせください。

お電話でのお問い合わせ

045-561-2251
  • 受付時間 月曜〜金曜 9:00〜17:30
  • 年末年始・祝日を除く