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教える側の発想転換

コロンブスの卵

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予備校講師(女性)  2004-02-20

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コロンブスの卵

「わかりやすく教える」ということは我々「教師」「先生」と呼ばれる人間にとって、仕事のすべてです。
「1たす1は2」というはっきりとした答がある場合も、当然「わからない」と言う人はいます。それを理解してもらうために、反復練習を組み合わせたり、とことん理屈を説明したり、さまざまな方法を試みながら、教師としての自分のスタイルを作り上げていくわけです。
しかし、教科指導や学級経営の場合は、他の教員と足並みを揃えることも大切なことで、オリジナリティを発揮する場所は限られてきます。そういう中で部活動の指導というものは、自分の教え方というものを主張しやすい場です。わずかな報酬にもかかわらず、情熱を燃やす教員が多いのはそういう理由からだと思われます。

平成2年、当時20代だった私も、公立中学に勤務してバスケット部の顧問をしました。
幸い自分も長くやっていたスポーツなので、苦痛ではありませんでしたが、逆に「こんなことがなぜできない?」と思うことがたびたびありました。基礎習得の段階では正しいフォームを覚えることが大切です。シュートを打つとき体のバネを利用できるように、ぐっと沈み込む必要があります。そこで、「腰を低く!」「膝を曲げて!」と厳しく指導しました。
ところが、何度言ってもできないのです。フォームをビデオに撮影して見せても、「かっこわるい」ことは解るのですが、修正できないのです。
次にやることは決まっていました。腰の安定が悪いのは下半身の筋力がないためで、スクワットやおんぶ走(チームメイトをおんぶして走ったり、階段を登ったりするトレーニング)で克服できます。自分も学生時代そういう苦しい練習に耐えてきました。

そんな時、練習試合で対戦した隣の学校の生徒は、実にきれいなフォームでプレーしていました。
顧問の先生は、ご自身がバスケットプレーヤーではなかったはずです。その方の指導に耳を傾けていると、「足の親指に力を入れて......そうそう。お膝とお膝をくっつけよう!!ぶつかる前にジャーンプ!!」と、まるで体操のお兄さんのような優しさです。しかし、背中を曲げずに腰を落とすという形が、確実に身に付いてしまうのです。
その方は、自分がプレーヤーではなかったから、どうやればできるかを考えることができた、とおっしゃっていました。まさに目から鱗でした。自分がプレーヤーだったから、という慢心で、新しい指導法を考えられなかった自分の勉強不足を痛感したものです。生徒たちの感覚も確実に変わってきています。「苦しい練習に耐え抜いて勝利をつかむ」という感覚もなくなって来るでしょう。苦痛を感じずに、言われたとおりやってみたらいつの間にかできていた......そんな夢のような話はまんざら夢でもないのかもしれません。平成生まれが、今や高校生になるのですから、教える方の意識の変換が迫られているようです。

このタイトルの「コロンブスの卵」というのは、「月刊バスケットボール」という雑誌の別冊で、コーチング初心者のための本の名前です。実はその先生の言葉は全部、この本に載っているのでした。私が早速買い求めたのは言うまでもありません。


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