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明確な指示が欲しい

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Webデザイナー(女性)  2020-11-19

明確な指示が欲しい

手戻り、修正、別案、再提出......、うんざりします。
それでも新人の頃よりはいくらか受け入れられるようになったと思います。

某デザイン会社でWebデザイナーとして勤務しています。
入社1年目に、プロモーション活動の一環で自社商品のランディングページを立ち上げることになりました。
これまで似たような案件は、原稿の作成担当であるA先輩とWebデザイナーのB先輩が主に担当していましたが、今回B先輩の代わりに私がメインで担当することになりました。とは言ってもまだスキルも未熟だったため、B先輩に見てもらいながら進めていくということになりました。

原稿の作成担当であるA先輩は、社歴10年以上にもなり私よりもはるかにベテランな方。当然、今回の企画の目的もしっかりと理解しているはずです。
A先輩から上がってきた原稿の善し悪しは、入社1年目の私には、はっきり言ってよくわかりませんでしたが、自分なりに内容を理解してデザイン案を作成しました。
デザイン案ができたので、ひとまずB先輩に確認してもらうと、文字が読みにくい、写真のトリミングがおかしい、色が変。などといった指摘を受けて、ほとんどやり直すことに......。
しかし、文字は大きくしたほうがよいのか、フォントを変えた方がよいのかなど、具体的にどのように修正をしたらよいかがよくわからず、B先輩に確認してみると「自分で考えてみて」とのこと。丁寧に教えてくれないB先輩に対して不満でしたが、B先輩にOKを出してもらえるまで粘り強く修正をしました。
その後、ようやくB先輩からOKが出たので、デザイン案をA先輩に提出すると、「なんかイメージと違うんだよな」との返答。「どこがどう違うんですか?」と聞いても曖昧な答えしか返ってきません。
結局、方向性がはっきりしないまま、「とりあえず別案も出してみて」ということになりました。B先輩に状況を報告すると、「まぁ、よくあることだよ」とそっけない一言が。

A先輩に提出する前にあれだけ修正に時間を費やしたのに、さらに別案とは......。
なんて効率の悪い仕事の仕方なのだろう。そもそもA先輩とB先輩のイメージのすり合わせもできていないのではないかと自分の中でイライラが募っていきました。
結局、面倒に感じながら作った別案よりも最初に提出したデザイン案が採用され、無駄な仕事をやらされたというやりきれない気持ちで終わった案件でした。

それから数年が過ぎ、すっかり忘れかけていた出来事をふと思い出すことになったのは、後輩から言われた発言がきっかけでした。
「もっと明確な指示を出してもらえませんか」
まさに後輩があの時の私と重なりました。後輩に対しては、できるだけ指示はわかりやすいように心がけているつもりでした。それでもそんなふうに思われていたことに少なからずショックを受けました。さまざまな仕事に携わるようになって、明確な指示が出せるような仕事ばかりではないことに、ようやく気付かされています。
また、内容によっては安易に手取り足取り教えると、かえって後輩の力にならないということもあります。新人の頃、自分を正当化して効率良く仕事ができないのは先輩のせいにしていたことに今さらながら反省しています。
効率良く仕事をしたい、余計なことをしたくない、結果を急ぐあまり、ときにその曖昧な指示にイライラしてしまう気持ちもわかります。ですが曖昧な指示しか出せないような状況を察し、相手任せにせず、自分だったらどうするのかと一緒に考えることも大事なことなのではないかと思えるようになりました。


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