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教わることは盗むこと

なんにも教えたくない、自分で考えてね。

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広告制作会社プロデューサー(男性)  2002-09-01

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なんにも教えたくない、自分で考えてね。

正直、OJTと言われても、ぜんぜんピンとこない。
だから、この稿を書くにあたってもはたと困った。

私は専門職である。
クリエーティブなどと言われ、なぜか割と人からうらやましがられたりもする。
若い頃は私自身もそのイメージに憧れていたこともあり、この世界に飛び込んだわけだが、 やってみれば何の仕事も同じ。所詮そんなかっこいいモノではなく、名のあるアーティスト達を除けば、 すべてが予算と締切に支配されている、いわゆる職人の世界だ。

人からワザは盗むが、人には教えてやらないタイプのショーバイなのである。
「人に聞く前に、まずは自分のアタマで考えろ!」の世界なのだ。
だから『ワザ』も『個性』も『やり方』もマニュアル化することができないし、 仕事そのものがすべて『その人一代かぎり』というきわめて属人性の高い職域である。

もともと、人にああしろこうしろと言われるのがキライな性質なので、 人から何かモノを教わった記憶もないし、まして人にモノを教えた記憶もない。
自分にとっては教わるというより、さまざまなジャンルのプロたちから『盗みまくった』と言う方が感覚的には近い。
若い頃から生意気がウリなので、会社の中には自分を理解してくれて、やさしく指導してくれる先輩などほとんどいなかったし。

職歴自体、小さな出版社から始まって、編集プロダクション、デザイン事務所、 弱小広告代理店と転々としてきて、いまや広告制作会社で『肩書はプロデューサー、実態は何でも屋』とワケがわからん。
真っ当な教育は1度も受けなかった分、自分のOJTはそこで出会うさまざまな『プロ』達からイロイロな『ワザ』を盗んでくることだった。

まさに「オレを越えたければ自分で這い上がってこい」の世界。
いまでも自分自身が発展途上の「勉強中の身です」ってのが本音だし、人を育てることより自分を育てる方が先決で、それに下手に人が育っちゃえば、ソイツはライバルになってしまうから気が抜けない。(いや、ホント)
ま、育ってこなけりゃソイツの責任、てことで。

で、もちろんこれで正しいと思っている。
そうしなければ本当に『個性のあるイイモノ』は生まれないと信じているから。

おしなべて日本の『モノ作り』は良き職人(プロ)たちが消えて平均化してしまい、データ至上主義やらテクノロジーの発展も手伝って『個性のあるイイモノ』がなくなってきてしまった。
プロがいなくなったせいで、衣・食・住・楽どれをみても、ホントいい加減でつまらないモノばかり。
中には「欠陥住宅」だの「生産地詐称」だの「リコール隠し」だのトンでもないモノまで出てきやがった。

あらゆる『モノ』がそれなりに合格点だが、大量生産の『ソコの浅いモノ』だらけ。
使い捨て、読み捨てがあたりまえで、10年でも20年でもソバに置いておきたい味のあるモノがどれほどあることか。
平等横並び教育がハバをきかせ、全体の底上げに力を入れすぎたせいなのか、 マニュアルにより効率化された教育のおかげで、本当は伝え残さなければならない『匠の業』が失われてしまったのかは定かではない。
、、、話がソレた。

「盗み、考え、工夫し、発展させて、ソレを自家薬籠中のモノにする」

最近そんな考え方を持っている新人には滅多に会えない。
もし、そんなヤツがいたら、私は何も教えないだろうな。
私のやり方を教えるコトは、ソイツの個性をつぶすコトのような気がしてしまうし、『技術』や『コツ』は教えられても、『心』は伝えようがない。
それに、そこまで自分を持っているヤツだとしたら、私ごときの教えは受け入れてくれないだろうしね。
そんな素晴らしいヤツには『免許皆伝』を与えるか『のれん分け』することくらいしかできない。

で、OJTってことだけど、やっぱりわからない。
たとえばこんなコトかな。

コピーを頼まれたとする。
企画書でも、デザインでも、絵でも、見積でもなんでもいいけど。
あなた、、その時、中身をのぞいてますか?
このコピーは何のために必要なのか、いま携わっている仕事、 もしくは自分の目指している将来のどこに関わってくるのか考えたことありますか?
先輩が電話で話しているとき、その中身や対応を聞いてますか?
ただ漫然とではなく、きっちり評価・採点したり、 自分ならどう話すか、どう語るか考えるようにしてますか?

いま話していることは誰かの受け売りじゃないですか?
自分できちんと考え、整理したことを話してますか?
何をすればいいか尋ねる前に、何をすればいいのか考えてますか?
ラクな方に逃げてませんか?

一時が万事、そんなモノじゃないかな。
結局、自分の道は自分が切り開くしかないわけで、 教わってもどうにかなるモノではないと思う、今日子の吾郎さん。


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