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育てられなかったOJT

差がついてしまった2人の新人

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マーケティング会社 社員  2014-04-14

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差がついてしまった2人の新人

5年前のことです。当初私は入社3年目、その春に初めて新人のOJTを担当することになりました。しかも、結局2人の面倒を見ることになってしまったのです。
配属されてきた2人の新人はともに男性でした。
青山さんは優等生タイプ。野村さんはどちらかというとパっとしない、平々凡々とした感じ。もちろん期待の星は青山さんでした。
それで、青山さんのOJTリーダーは係長がじきじきに担当することになったのです。私は野村さんのOJTリーダーを任命されました。課長から「まぁ、面倒みておいて」くらいの軽いノリで。

でも、今や野村さんはチームリーダーに昇進。青山さんは去年辞めてしまいました。。。

最初、係長はわりと熱心に青山さんを育てようとしていたのです。仕事の内容も、新人にしては比較的高度なものを割り当てられていました。
でも、はた目に見ていてもだんだんと2人の間に距離ができてきて、3カ月を過ぎた頃には、"多忙な係長"にかわって、私が面倒を見ることになったのです。押しつけられた、とそう思いました。ひどい話です。

野村さんのほうは幸いなことに、あまり手がかかりませんでした。
ただ、とてもほがらかで人当たりはいいのですが、ちょっとピント外れなところがあり、勘違いによる失敗もたびたび。なので皆からよく怒られていました。でもめげないので、私も周囲も何でも言いやすいところがありました。基本的に可愛がられるタイプなのです。

それに対して青山さんは正反対のタイプでした。なんとなく取っ付きにくいというか、横柄というほどではないのですが、何かにつけて一言あるのです。

「それは私がするのでしょうか?」「この作業は必要なんでしょうか?」「先日教わったこととは違いますが」「今これで忙しいんですけど」などなど。
「面倒くさいなぁ。いいから、つべこべ言わずにさっさとやれよ」何度心の中でそう叫んだことでしょう。いや、心の中だけで留めることができず、何度かは「いいからやれよ!」と言ったこともありますし、業を煮やして「じゃあいいよ。私がやるから」と言って引き取ったこともあります。
最初は、そういうタイプにはまず背景や目的を伝えてから依頼すべきかと思い、そう努力したこともあったのですが、理屈が通れば納得するかというとそうでもなく、彼には仕事を選ぶようなところがあったと思います。
自分がしたいことはするけど、したくないことには一言反論する、見た目とてもクールな感じなので最初は理論派なのだろうと思いましたが、どうやら理屈より感情からの反論だったと思うのです。

でも仕事がしたくないというのではなく、自分の大学での専門分野(統計学)に関することについては一所懸命ではあるのです。しかし、会社の要求品質にはなかなか到達できません。それはそうですよね。大学で統計学を学んだといっても新人なわけですから、できないのは当たり前だと思うのです。
でも、そのできていないところを指摘するのが、これまた面倒くさい。
「このレポートなんだけど、こういう観点からまとめ直してくれる?」「どういうことですか?私には観点が違っているとは思えないんですが」「いやいや、違ってるよね」(ああ、また出た。面倒くさー)

まず、指摘をした時点で顔が曇る。そしてなぜそれが違っているか、どういうふうに直したらいいか、それを説得するのにすごくエネルギーを使うのです。ふつふつと湧いてくるイライラを押さえながら、辛抱に辛抱を重ねて説得。そうしてやり直させた揚げ句、余計悪くなってしまうことも多々ありました。私自身も、声がだんだんと大きくなってしまいます。

まったくOJTって面倒くさい。自分でやったほうがどんなに速くて気楽なことか......。私に青山さんを押し付けた係長がうらめしい。

今にして思えば、私自身、OJTが初めてで、教え方が下手だったとも思うのです。それにこういうタイプとは今までつきあいがなかったので、接し方もよくわからなかったのです。
だから、何でもハイハイと引き受けてくれる野村さんのほうに、ついつい依頼することが多く、私もだんだん青山さんと距離を置くようになってしまいました。でも一応OJTリーダー(代理)なのだからという義務感だけで、すごく気が重いけど時々は我慢して指導してた、正直、そんな感じです。
それは私だけでなく、課内のみんながそんな感じで敬遠していたと思います。
結局、青山さんはいつまでたっても上達せず、それに比べて野村さんはどんどん伸びていきました。野村さんはどんな仕事も気軽に引き受けるので(新人だから当然といえば当然なのですが)、どうしてもトータルで経験値に差がつきます。


私は結局、青山さんのことをちゃんと育てることができませんでした。本来のOJTリーダーが匙を投げ、代理のOJTリーダーもあきらめてしまったわけですから......。今思えば、自業自得とはいえ、青山さんの心中は穏やかではなかっただろうなぁと思います。野村さんと比較されていたこともわかっていただろうし、本当はもっと仕事がしたかっただろうとも思います。
でも、どうしたら良かったのか、いまだに私にはわかりません。新人とはいえ本人責任なのでは?と思いたいところも多々あります。ただただ、後味の悪さが残った初めてのOJT経験でした。


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