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販売員の職場の人間関係

仲間意識の境界線

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元洋菓子店スタッフ(女性)  2009-05-27

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仲間意識の境界線

私が以前働いていた洋菓子店でのことです。
全国にチェーン展開している洋菓子店でしたが、現場で働いてるスタッフは、ほとんどがアルバイト。
店長だけが社員というスタッフ構成でした。
当時、私はある店舗のアルバイトの1人でした。

洋菓子店ということもあって、ほとんどのスタッフが女性で私が働く店舗では店長以外は全員女性でした。しかし、店長を含め皆とても協力的で、人間関係に特に大きな問題は感じず働きやすい職場でした。ただ、長く働けば働くほど、店長とスタッフが仲良くなり過ぎてしまう傾向が気になっていました。アルバイトの皆がしっかりしているためか、店長としての責任感が薄れてしまい、店長の頼りなさが徐々に浮き彫りになっていきました。

普段から店長が多忙になると、食材の発注やシフト制作、店長会の代理出席など、本来であれば店長がやるべき仕事を、スタッフが手伝うことも多々ありました。
そんなときは、スタッフの皆で「仕方がないなぁ......」と分担して何とか対応していました。

ある日のことです。
私は他店へ手伝いに行っていた店長から突然呼び出され、急きょ他店へ手伝いに行くことになりました。「人手が足りないから来てくれ」と言われ、急いで他店に向ったのですが、他店に着いて目についたのは、なんと酒に酔ってフラフラした店長の姿でした。
本来であれば、ヘルプで来た私を迎えに来なければならないはずなのに......。

店長は私を見つけると嬉しそうに、「悪いけど、二日酔いで全然寝てないんだ。少し休んでくる」と言い、さっさと消えてしまったのです。私も他店のスタッフも唖然としてしまいましたが、オープンまで時間がなかったので急いで開店準備をし、何とかオープンを迎えました。
店長が再びお店に来たのはお昼ぐらいのことでした。さすがにこれにはスタッフもあきれてしまいました。そしてちょうどそのとき、運悪く本社から様子を見に来たマネージャーに店長の行動がバレてしまうことに......。それ以来、マネージャーは私たちに店長の様子を聞きに、しばしばお店に視察しに来るようになりました。

結局、店長はマネージャーからの信用を失い、せっかく協力的でまとまっていた私たちスタッフからも信用をなくしてしまいました。店長はとてもフレンドリーで気軽に話しかけられる人でしたが、厳しさに欠け、スタッフに甘えすぎた結果、店長としての自覚を見失ってしまったようです。

その後、私は就職が決まりアルバイトを辞めてしまいましたが、5年たった今でも、店長は店舗を変えて、店長として働いているそうです。
今は、当時のことを反省し店長としての自覚を持って働いていることを願います。


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