No.194
「フィードバック」で安心を与える

少し前、農家である実家では実りの秋を迎えていました。
米のほか、なすびやさつまいも、葉物野菜や枝豆、柿など。
いくつになっても子供は子供。
新鮮なうちに食べさせたい、という親心から
わざわざ送ってくれる気持ちはありがたいとはいえ、
とても食べきれない量の野菜にため息も......。

作る側としては、自分の作品の評価がとても気になるようです。
荷物が届いた数日後には、母から電話で
「今年の新米、どうだった?もちもちしておいしかったでしょ」
「枝豆、ちょっと皮が厚いけど、中はプリプリだよね」
「あのピーマンは、町内会で表彰されたんだよ、どう?」など質問の嵐です。

「多すぎて、まだ食べておりません」と口に出す勇気もなく
さっき冷蔵庫に入れたばかりなのに
「うんうん、すごくおいしかったよ!」と大人の対応。
「そっかそっか、それはよかった!なくなったらまた送るから連絡してね」
娘の評価を聞けて、母はとても満足そうに電話を切ります。

「勝手な親切心」とはいえ、実は「フィードバック」を心待ちにしている母を見て
日常生活においても、フィードバックの大切さを改めて感じました。
褒められても、指摘されても、怒られても。
それは、きっとまだ「伸びしろ」があるという証。
何もフィードバックがないと、不安になってしまいます。

当社もただ今、新人をOJT中です。
業務に追われて、フィードバックを怠らないよう、自分を振り返る今日この頃です。

# もちろん実務で活用してます。[よ]
   ↓ ↓
『OJT実践ノート』 
『OJT新人ノート』 


◆◇OJTの理論&手法:OJT Tips ◇◆


OJT計画の概要と考え方  (2019.11.26)

新入社員(トレーニー)のOJTを行う場合の「OJT計画書」について、ナビゲートが推奨する3シートの概要と考え方について、解説しています。


◆◇事例:「教えること、教わること」─身近なケース集─◇◆


キレる人の怖さ  (2019.11.26)

ナビゲートに入社して1カ月が経ち、日々先輩たちの仕事や行動を見て学ぶことがたくさんあります。
まず一番驚いたことはキレる人がいないことです。前の会社ってもしかして......


◆◇社員ブログ:「気まぐれ歳時記」◇◆


○助手席でフライドチキンを食べないで[る] (2019.11.01)

→運転が出来るすべての人を尊敬します!


○気になるあの子に年賀状[る] (2019.11.14)

→一風変わった年賀状の楽しみ方とは......。


○最近の野菜の買い方[よ] (2019.11.20)

→休日の朝に走って、買って。充実のひととき。


◆◇研修News&Topics◇◆ (2019.10.29 - 2019.11.21)


○障害のある方向けの「就労パスポート」 

→「就労パスポート」によって情報が整理され、障害のある方の就職や職場定着の促進が期待されます。


○介護現場で働く・介護を学ぶ外国人のための交流会

→2019年11月から全国7か所(8会場)にて介護現場で働く・介護を学ぶ外国人のための交流会を開催。参加費は、無料です。


○2019年「後継者不在率」調査

→中小企業で後継者が決まっていない「後継者不在率」は55.6%で調査した企業の半数以上。産業別では、情報通信業が74.1%で最高。


○日本産業カウンセラー協会:「働く人の電話相談室」結果報告

→20から30代の若い世代からの相談件数が増加傾向。「職場の悩み」「メンタル不調・病気の悩み」が、同年代の7割近くを占めています。


○パワー・ハラスメント対策導入マニュアル(第4版)

→「研修資料」や「アンケート実施マニュアル」「担当者チェックシート」など、実用的な内容となっています。


○派遣労働者の労使協定方式に関するQ&A <第2集>

→派遣労働者の「同一労働同一賃金」を運用する際に迷いやすい質問に対し、Q&A形式で回答されています。


○労働時間の考え方:「研修・教育訓練」等の取扱い

→具体的な事例で解説したパンフレットを公表。
労働時間に該当するか悩ましいケースについてもわかりやすく解説されています。


○新規学卒就職者の離職状況(平成28年3月卒業者)を公表

→学歴別の3年以内離職率は、中学卒62.4%、高校卒39.2%、短大等卒42.0%、大学卒32.0%で、いずれも前年比でほぼ横ばい状況となっています。



◆◇ビジネス基本用語集(現在1153語)◇◆

「教育・研修」に関するベーシックな用語をご紹介。


-:-:-:-:-: ピックアップ! -:-:-:-:-:


○緊急度と重要度

仕事に対する優先順位をつけるときは、緊急度と重要度を加味する必要がある。
スティーブン・R・コヴィーは著書『七つの習慣』で、すべての活動を緊急度と重要度という軸で四つの領域に分類し、以下のように説明している(時間管理のマトリックス)。
重要かつ緊急の活動(第一領域)は「問題」「危機」である。
これらに対処する活動に集中している限りは、それに振り回され圧倒されてしまう。
一方で、重要だが緊急でない活動(第二領域)は、なかなか手が付けられないことが多いのだが、これらこそが問題の根本に働きかける活動である。
これらに時間を投資することこそが問題を未然に防ぎ、大きな成果につながるのである。


○タイムマネジメント(time management)

時間あたりの生産性を高める時間管理のこと。
成り行きまかせや精神論ではなく、明確な方法に基づいて実践される。
タイムマネジメントには、日常的な仕事の効率アップと、時間効率の根本的な改善という2つの側面がある。前者のための手段としては、手帳やカレンダーの活用、ToDoリストの作成、そして緊急度と重要度に応じた仕事の優先順位づけなどが挙げられる。
後者では、業務改善、職場コミュニケーションの改善、そしてアイデア創出時間の短縮などを行う。例えば、業務の可視化による進捗管理や、報告・連絡の円滑化、ブレーンストーミングのような発想法の活用などが挙げられる。


○ブレーンストーミング(brain storming)

アイデアを創造する技法の1つ。集団(グループ)で行うもので、あるテーマに対し、各人が思いつくままにアイデアを出し合っていき、あとでアイデアを整理しまとめあげるというもの。
実施にあたっては、次の4つのルールがある。
1)他人のアイデアを批判しない。
2)自由奔放なアイデアを歓迎する。
3)質より量、アイデアは多いほどよい。
4)他人のアイデアを活用し、発展させる。

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