No.180
OJTを振り返る

3月に入り、「OJT振り返り研修」を担当する機会が多くなっています。
昨年4月に入社した新入社員の指導担当者であるOJTリーダーが、
1年間の自分自身の指導を振り返ったり、新人の習得状況を確認する内容です。

その研修の冒頭で、「1年間の指導に点数をつけるとしたら何点ですか?」
という投げかけを行うことがあります。
「50から60点」という人が多いのですが、
「非常に順調に進んだ」と90点をつける人もいれば、
「指導が不十分だった」との反省から10点をつける人もいて、
1年間のOJTでは様々なドラマがあったことが想像されます。

先週、私が携わっている少年サッカーチーム6年生の「卒団式」がありました。
来月に中学生となる彼らとは約5年間、毎週末を過ごしてきました。

式のなかで「私自身は指導者として何点だったかな」と振り返ってみました。
"名ばかり"指導者で物足りなかっただろうな。
でも夏の苦しい練習を叱咤激励しながらやりきったな。
試合では一緒になって喜び、一緒になって悲しむことができたかな。
振り返れば反省すべきことも多々ありますが、
充実感も感じ、4月から始まる指導へ気持ちを新たにすることができました。

4月から新入社員を迎え入れる企業も多いことでしょう。
それにあわせてOJTの準備も進めているかもしれません。
でもその前に一度、昨年のOJTを振り返ってみてはいかがでしょうか。
そこには誰かの課題と成長が見えてくるかもしれません。

     ↓   ↓
☆OJTの振り返りの様子は、こちら。[ね]


◆◇事例:「教えること、教わること」─身近なケース集─◇◆ (2018.03.22)


OJTできるような仕事じゃない!?   

→出向前に丁寧に指導したつもりが、出向から戻ってくると......。


◆◇Q&A:5S◇◆ (2018.02.21)


どのようにすれば全員が率先して取り組むことが出来るでしょうか?

→大きく集約される3点のポイントとは......。


◆◇社員ブログ:「気まぐれ歳時記」◇◆


○今年度がんばったこと[ゆ] (2018.3.23)

→一つ役目を終えてほっとしたこととは......。


○高校生に教わる電車マナー[よ] (2018.3.26)

→人生、反省しつつ、伸びしろを信じつつ。


◆◇研修News&Topics◇◆ (2018.02.26 - 2018.03.28)


○女性の復職応援特設サイト

→女性の復職に向けた参考事例が紹介されています。


○平成30年度 高年齢者雇用開発コンテスト

→平成30年4月20日が締め切りとなっています。


○65歳超雇用推進マニュアル・65歳超雇用推進事例集

→制度を見直す手順や企業事例が紹介されています。


○平成29年 「 賃金構造基本統計調査 」結果

→男女間賃金格差は縮小傾向です。


○社会保険の適用拡大への対応状況等に関する調査

→短時間労働者の働き方が変わってきたようです。


○「健康経営銘柄2018」決定

→26業種26社が選ばれました。


○「セルフ・キャリアドック」導入に関する小冊子

→導入の際のプロセスや具体的な取り組み方を確認できます。


○雇用保険教育訓練給付金 期間延長

→最大20年までに延長されました。


○健康づくりのお役立ち情報誌『健康づくりウォッチ』

→働く人、企業の健康促進に活用できます。


○全国一斉集中労働相談ホットライン 集計結果

→相談件数は786件、「雇用契約・就業規則」による相談が最多。


○協会けんぽ インセンティブ制度導入

→取り組みに応じて、保険料率が変わります。


○約半数の企業が外国人社員を雇用/ジェトロ調査

→「外国人を雇用している」企業の割合は45.4%。


○情報通信技術を利用した事業場外勤務の適切な導入及び実施のためのガイドライン

→テレワークにおける労務管理上の留意点などを確認できます。


○定期健康診断等の診断項目 一部変更

→診断項目の省略については、医師との相談が必要です。


○第13次労働災害防止計画 公示 

→全体目標では、死亡災害:15%以上減少、死傷災害:5%以上減少。


○高度外国人材の雇用管理 好事例集公開

→働き方改革の目標の1つにもなっています。


◆◇ビジネス基本用語集(現在1153語)◇◆


「教育・研修」に関するベーシックな用語をご紹介。


-:-:-:-:-: ピックアップ! -:-:-:-:-:


○メンバーシップ (membership)

集団に所属するメンバーが、各自の役割を果たすことで全体に貢献すること。
具体的には、自分の仕事を確実に遂行する、他のメンバーに協力する、面倒な仕事を進んで引き受ける、自発的に役割を形成するといった行動が挙げられる。組織がうまく機能するにはメンバーシップの発揮が欠かせない。
なお、リーダーシップやフォロワーシップも、メンバーシップの一形態とみなすことができる。


○リーダーシップ (leadership)

集団をまとめながらその目的に向かって導いていく機能。
もともとはリーダー個人が有する能力と考えられていた。
この考え方に立つならば、リーダーシップを有するリーダーは、どんな集団においても強力なリーダーシップを発揮できることになる。
しかし実際には、ある集団でリーダーシップを発揮できたリーダーが、別の集団ではうまくリーダーシップが発揮できないということも珍しくない。
こうした研究が進むにつれ、リーダーシップとは個人の能力のことではなく、集団が持つ機能のことであり、その集団で有効なリーダーシップスタイルはメンバー構成によって決まったり、集団がおかれた状況によって決まるという考え方が主流になっている。


○フォロワーシップ (followership)

フォロワーとは、リーダーを補佐する人のことで部下やチームメンバーをさす。
フォロワーシップとは、集団の目的達成に向けてフォロワーがリーダーを補助していく機能のことをいう。
フォロワーには、指示に従って成果を上げるだけでなく、自発的に意見を述べたりリーダーの誤りを修正することも期待される。
そのためには、フォロワー自身の実力だけでなく、集団の目的に対する達成意欲や、リーダーとの信頼関係が必要となる。

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