No.186
道案内での新たな発見

先日、渋谷駅で外国の方に道を尋ねられました。
「すみません、アチコに行きたいのですが......」
アチコ......どこかのお店でしょうか。それとも人?
力になりたいけれど心当たりがまったくありません。
お互い困った顔で立ち尽くしていると、不意に相手が壁のポスターを指さしました。

「アチコです」
ポスターには秋田犬のシルエットが描かれています。
そう、「ハチ公」が彼の目的地だったのです。

その人の母語はトルコ語で、hの発音が日本語とは異なるためか、
ハチ公と言おうとすると私にはアチコと聞こえていたのでした。

ハチ公ならばわかります、と改めて案内し、無事目的地に辿り着いた彼から
トルコ語と日本語でお礼の言葉を受け取って帰路につきました。

普段日本語話者に囲まれて生活しているため
外国語訛りの日本語を聞くのは新鮮な体験で、
相手の母語によっては慣れ親しんだ単語(ハチ公)も
わからなくなるものなんだな、と驚きました。

年々国際化が進む現代で、これからも自分と違う言葉を話す人と
出会う機会が増えていくかもしれません。

そのときに柔軟な対応ができるよう、
また少しでもスムーズにコミュニケーションが取れるよう
いろいろな言語を勉強していきたいな、と思いました。[に]


◆◇事例:「教えること、教わること」─身近なケース集─◇◆


確認は確実に(2019.2.22)

私は入社して10年、自分で決裁できるような仕事も増えてきた中堅社員です。
しかし仕事の増加に比例して、一つひとつの仕事に割ける時間は減っています。
そのような中、時間を作ろうとして手を抜き過ぎ、結果、周囲の人にも迷惑を掛けてしまい......。


◆◇社員ブログ:「気まぐれ歳時記」◇◆


○「アレクサ・・・」[ち] (2019.2.19)

→遠くの親戚より近くの「アレクサ!」となる日も来るのかもしれません。


○班長の引き継ぎマニュアルを[の] (2019.2.25)

→15年に1度、恐い恐いババが回ってきた!?マニュアルを置き土産に、そろそろ卒業です。


◆◇研修News&Topics◇◆(2019.02.01 - 2019.02.25)


○第3回「働きやすく生産性の高い企業・職場表彰」表彰対象企業

→今回で3回目を迎えた大賞企業は、株式会社ハクブン、アップコン株式会社、株式会社荒木組です。


○専門実践教育訓練の指定講座

→教育訓練給付金の対象となる「専門実践教育訓練」の指定講座は2019年4月1日付けで2407講座となります。


○「36協定届等作成支援ツール」

→2019年4月から、時間外労働時間や休日労働時間の規制が強化されるとともに、36協定の内容や届出様式も改正されます。


○フレックスタイム制のわかりやすい解説&導入の手引き

→2019年4月から「清算期間」が3カ月間に延長されるなどの法律改正があります。


○平成31年度 協会けんぽの保険料率

→都道府県単位保険料率の全国平均は10.0%、介護保険料率は全国一律で1.73%へと引上げになります。


○「新たな外国人材の受入れについて」資料公表

→外国人材受入れ制度のスケジュールなど、外国人材受け入れの法改正に関し、わかりやすく解説された資料です。


○雇用保険、労災保険等の追加給付の「工程表」

→不適切な方法により行われていた毎月勤労統計調査問題における、雇用保険、労災保険等の追加給付の「工程表」が公表されています。


○「副業の実態・意識調査」結果公表

→副業許可と全面禁止の企業の割合はそれぞれ50%となっています。


◆◇ビジネス基本用語集(現在1153語)◇◆

「能力開発」に関するベーシックな用語をご紹介。


-:-:-:-:-: ピックアップ! -:-:-:-:-:


○CDP(Career Development Program)

従業員個々のキャリアまたは能力開発の長期的な計画。
従業員本人の適性や希望、会社側の期待する人材イメージの両面から設計される。
それに向けて効果的にローテーションや育成計画を組む必要がある。


○エンパワーメント(empowerment)

エンパワーメントとは、「力(権限)を与える」という意味のempowerの名詞形で、ビジネス分野では「権限付与」とか「権限委譲」と訳される。
比較的古くから用いられた言葉だが、CS経営やIT時代のスピード経営が重要になるにつれ、迅速な対応には現場や顧客に近いところで仕事をしている人たちに権限を付与していく必要がある、という文脈で盛んに使われるようになった。
一方、1995年の第4回世界女性会議の「北京宣言」の中で使われたことで、男女の機会均等や女性差別の撤廃のキーワードとしても使われるようになった。
また、公衆衛生、地域保健、健康、貧困などの分野でも用いられており、それらの背景にあるパワーレスという問題を克服していくためのキーワードともなっている。
これらの文脈では「能力開花」という意味で用いられている。


○エンプロイアビリティ(employability)

個人の"雇用され得る能力"のこと。技術環境や産業構造の変化に適応し、速やかに異動や転職ができるための能力ともいえる。
終身雇用制の終焉、産業構造の変化、失業率の増加といった社会情勢の中で、雇用のミスマッチを解消し、流動性を促進するための1つの概念。
労働市場において通用する職業能力を身につけるためには、企業側も教育機会を提供していくべきとされる。

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