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組織で問題意識を共有する(2)

要点

5Sに対する問題意識は、「本腰を入れて取り組もう」というレベルまで高めていきたいものです。

前の記事からの続きです。


3.小手先ではレベルアップができないことを確認すること

ここでは、これまで5Sが進んでこなかった理由が存在していることを確認することがねらいです。5Sが乱れている場合、業績優先の方針や人の意識の問題もかかわっていますが、ここでは人の問題ではなく物理的な阻害要因を並べるのがコツです。

項目 内容・例
5Sの阻害要因 ・要員数の推移(1人あたりの生産量)
・生産品目数の推移
・生産体制や直体制の変化 など

5Sが進まない理由や要因を乗り越えて5Sを進めていくには、それなりの体制をつくって進めていく必要があるということを幹部クラスが理解できれば、取りあえずこの段階はクリアとなります。

参考

問題意識を共有する段階で肝心なことは、「5Sができてないのなら、5Sをやれ」という表面的な指示や方針に留めず、5Sが向上するまでの工数や期間を認識したうえで「本腰を入れてやろう」というレベルをめざすことになります。
5Sは経営成果に直結する活動ではありません。そのためか、5Sの重要性を認識できていない経営者や部門のトップは、業績を上げるために頑張ろうと考えているときに「5Sから」と言われると、足踏みをさせられてしまう感覚になることがあるようです。仮に事故が発生したのなら対策をすればいいし、品質やコストで問題があるのなら改善をすればいいわけです。それを「5Sができてないから」と言われると、言い訳をされているように感じてしまい、逆にもっと即効性のあることを求めてしまうこともあります。
そこで、幹部に5Sの重要性を訴えていくさいには、発生している問題の当面の対応策や是正措置はきちんとやったうえで、上述したような情報を提示しながら提言していくことが理解を得るためのポイントと言えます。
組織の体質にもよりますが、5S活動は掛け声だけでは進まず、一進一退を繰り返しながら長期にわたって取り組む根気のいる活動となります。そのため、ちょっとした思いつきでなく、性根を入れて取り組もうというレベルまで、問題意識を共有しておきましょう。




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