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明るく、楽しんで 2006年 新春のご挨拶

更新 2006.01.06(作成 2006.01.06)

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今年は、近年になく明るい新年のように思えます。
もちろん、多くの社会問題は取りざたされていますし、行財政、外交なども課題は山積しています。ですが、こと経済や経営に関しては、明るい見通しが目立ちます。
お客様や同業者からいただく年賀状も、例年だと厳しい言葉や決意がたくさん並んでました。ところが、今年いただいた年賀状には重苦しい言葉はあまり見かけません。マクロ的なレベルだけでなく、個人のレベルでも危機感が薄らいでいるのがわかります。

一部の例外はありますが、昨年は弊社の顧客企業もほとんどが業績好調だったようです。それらの顧客の中には、厳しいリストラを経てきた企業もありますし、地道な改善を重ねてきた企業もあります。それらの努力が結実して……、とも思えない企業でも、今年は明るい新年を迎えることができたようでもあります。

要因はどうあれ、業績が伸びるのはとても良いことです。
多くの問題が解消し、明るい気分で仕事をすることができるからです。不況期には掛け声のわりには改革が進みませんが、業績が伸びているときはちょっとした改善でも大きな成果をもたらしてくれます。必要な資金を投じることも可能ですし、意思決定も早くなり、好循環が生まれやすくなります。

弊社自身も、おかげさまで2年続きで明るく新年を迎えることができました。
その前の数年間、地道に努力を続けてきた結果です、と胸を張って言えればいいのですが、弊社の場合も自社の努力以外のところで後押しされた感じが否めません。努力や工夫をしてこなかったわけではありませんが、今の好調さは単に需要が増えてきただけのようにも感じています。

弊社の場合、それほど目覚ましく成長できたわけではありません。研修支援事業もマニュアル制作事業も、業界全体の伸びほどには伸ばしきれていないようです。要員の手当が遅れたことが主な理由ですが、需要の変化を見通せなかったことが経営的には失策でした。
現状の体制で無理して引き受けた案件では、品質を保ちきれてないものや納期が遅れ遅れになったしまったものもありました。また、どうしてもロスやムダが多くなり、採算が取れていない案件も少なからずありました。

それでも業績が伸びていることは良いことです。
明るく新年を迎えることができるのですから。数々の問題も覆い隠され、今のところは致命傷にならずにすんでいますし……。

業績が悪化する原因は好調時に作られるといいます。
自社の業績は良くても伸び方が競合に劣っていれば、競争力は低下してしまっています。無理して伸ばしても品質面でのアラが多いと、顧客の心は離れているかもしれません。業容や扱い商品を増やしていると、ブランドイメージがぼけてしまっているかもしれません。

環境はいずれマイナスに転じます。
各企業の本当の実力は、その時点で判明することになります。環境の悪化をものともせず成長を続けられるか、環境とともに急激に自社の業績を悪化させてしまうのか。

弊社はもちろん、環境が変わったあとも成長を続けていくつもりです。

とはいえやはり、業績が伸びていることは良いことです。
資金的なゆとりも生まれるし、いろんな選択肢を持てるのですから。景気自体もまだしばらく持続しそうですし、人材系の市場は今年いっぱいは安定しているだろうと予測しています。今のうちにできるだけのことをやっておきたいと思います。

弊社の場合、今はお引き受けしている案件を着実に仕上げていくことが最優先ですので、それほど余力はありません。ですが、その中でも1つでも2つでも新しいことにチャレンジし、小さな改善にも意欲的に取り組んでいこうと思います。リスクが大きいものや今うまくいっているものも例外とせず、あらゆるものを対象に良いと思えることを取り入れていきたいと思います。
たとえ失敗しても、今ならダメージも小さく、やり直しも効くわけですから。

今年は、そういう年にしたいと思います。
もちろん、明るく、楽しみながら。

2006年元旦  代表取締役 伊藤 弘二朗

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