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2002年の青い空 新年のご挨拶にかえて

更新 2002.01.01(作成 2002.01.01)

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最近、空を見上げたことがありますか?

昨年、21世紀の最初の年は、非常に重苦しい一年となってしまいました。
平和の世紀にという世界中の人々の願いも空しく、悲惨なテロと戦争が起きてしまいました。我が国も経済は冷え込み、失業率は過去最大を記録しました。花形だったIT産業が失速し、大きな倒産も相次ぎました。

新年を迎えても、暗いトンネルの出口はまだ見えそうにありません。
おそらく今年一年は、日本のほとんどの経営者は、非常に限られた選択肢の中で難しい舵取りを迫られるはずだと思います。

もちろん、弊社も例外ではありません。
多くの日本の企業と同様に、存在価値が試される一年になると覚悟しています。
経営やマネジメントを教える会社としては、こういう時期こそ画期的な戦略を打ちだして見せることが必要なのかもしれません。しかし、そのような戦略は見つかりそうにありません。
いえ、何か良いアイデアが見つかったとしても、短期間で好転できるような戦略はむしろ邪魔なような気がします。

今年、弊社がやるべきことは、目の前にある仕事を、大きな仕事も小さな仕事も1つひとつ着実にこなしていくことだと思います。そうすることで一人ひとりが力をつけ、会社としてノウハウを蓄えていくことだと思います。仕事を通じて鍛えあげたもの、蓄積したものこそ本当の力となり、トンネルを抜けたあとに飛躍するための糧となるはずだからです。

こういう時期だからこそ、シンプルに考え、辛抱していくことが大切だと思います。

ただ、今年は1つだけ心がけたいことがあります。
私自身が気持ち良く仕事をすること。そしてスタッフ全員がストレスを感じることなく、気持ち良く働ける環境をつくること。
現状の厳しさを認識する必要はありますが、危機感をあおっても状況が好転するわけではありません。神妙な顔つきをしていても良い仕事ができるわけではありません。
ときどき少し遠くを見つめ、大きく深呼吸して、そしてまた目の前の仕事に正面から向かっていく。それがきっと未来につながっていくと信じたいと思います。

今年は、熱中して仕事をしたいと考えています。
ちょっと疲れたときにも、ふさぎ込まず、空を見上げたいと思います。
頭上には、高く青い空が広がっているはずですから。

2002年元旦  代表取締役 伊藤 弘二朗

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