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インタレスト・カバレッジ比率の計算式を教えてください。(管理部門)

インタレスト・カバレッジ比率の計算式を教えてください。(管理部門)

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インタレスト・カバレッジ・レシオ(比率)

インタレスト・カバレッジ・レシオとは、金利(金融費用)の支払能力を知るための比率で、主に企業の信用力を見るときに活用される指標です。 さて、この計算式についてはさまざまな見解があるようです。
まず、損益計算書ベースでとらえるか、キャッシュフローベースでとらえるかという問題があります。
損益計算書ベースでは、基本的には以下の計算式によって求められます。

金利支払前の利益÷支払金利(倍)

この「金利支払前利益」の捉え方として何が妥当かは個別の状況によって異るようですが、一般には「営業利益 + 受取金利」と捉えられるようです。
また、手元資金がどれだけあるかを加味するために、資金の流出を伴わない費用である減価償却費を足し戻した次の計算式が用いられることもある。

償却前利益÷支払金利(倍)

一方、キャッシュフローベースでは一般に以下の計算式でとらえることができます。

(営業キャッシュフロー + 支払金利 + 税金)÷支払金利

注)営業キャッシュフロー自体が税引き後利益を元に算出されているか、税引き前利益により税金を引いて求められ る。
そこで金利の支払能力を見るためには、税引き前の状態で把握するのが妥当と考えられるため税金を足し戻している。
同様に、金利の支払能力を見るには、金利を支払う前の利益と比較するのが妥当なため、支払金利も足し戻している。

キャッシュフローベースで計算するということは、金利を支払う時点で手元資金の余裕がどれだけあるかを把握するということです。分子に"利 益"をとる損益計算書ベースの計算よりも、より現実的な捉え方であるともいえるでしょう。
いずれにしても、インタレスト・カバレッジ・レシオの倍率は、高いほど支払の余裕があると考えられます。仮に1倍より少ない場合は、利益だけでは金融費用 を賄えないような状態であることを意味します。

なお、上記についてより詳しい解説をお求めの場合は、菊池誠一氏の著書である「連結経営におけるキャッシュフロー計算書−その作成と分析・評価 −中央経済社発行」が参考になると思われます。この回答も、氏の説を参考にしました。


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