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1年を通しての職種ではないので、なかなか技術者が育たない、もしくは辞めてしまいます

1年を通しての職種ではないので、なかなか技術者が育たない、もしくは辞めてしまいます。
どのような方法で会社経営をしていけばよいのでしょうか。

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非常に難しく、また生々しい問題のため、実効性のある回答にはならないかと思いますが、思いつくところで記述させていただきます。
ご質問文から、季節変動が激しいお仕事かと察します。そのことが原因で「技術者が育たない」という問題と「辞めてしまう」という問題が発生しているのだと 理解します。

この前提に立つと、まず「仕事に季節変動があること」にどう対応するかが、経営レベルでの大きな問題だろうと思われます。
コスト的な問題だけを考えると、仕事がある時期だけ技術者を雇い入れるのが得策ではあります。仮にその技術が数週間程度で習得できるレベルのものであれ ば、派遣会社や請負会社を利用することも可能かもしれません。しかし「技術者が育たない」と言われているところから察しますとそれほど単純な技術でもない のだと思います。
コスト面において、1年の一定期間だけの仕事で十分な収益が上がるのであれば、逆に技術者を年間通じて雇用し続けることも可能かもしれません。
しかし経営効率という側面から考えると、決して満足できる状態ではありません。

そうすると、いかにして1年を通じて仕事量を平準化するかという重要な経営課題となります。といっても、現有の事業や商品・サービスでは限界が あるでしょうから、閑散期に売れる新商品・サービス開発に取り組むか、新規事業を興していくかにチャレンジするということになります。
もちろんこれらは簡単ではありませんし、すでにいろんな取り組みをされ、うまくいっていないのかもしれません。
ただ、同様の状況にある企業はたくさんありますし、閑散期の商品や事業の開発に成功して飛躍的に成長した企業も珍しくありません。
例えば、清涼飲料業界では、かつては炭酸飲料が中心だったところに冬場に需要が出るコーヒー飲料を商品化することで飛躍的に市場が拡大したという話は有名 です。また、スキー場経営とゴルフ場経営を併行している例や、ニット系が強いアパレルメーカーで、冬のウール製品に加え夏のコットン製品(サマーニット) を開発してきた例などもあります。また、小さなところでも冬場の贈答品需要として鮭の地方発送を中心にやっていた鮮魚店が、夏牡蠣の発送を加えることで事 業を安定させた例などもあります。

一方商品開発や事業開発を行うのとは逆に、技術者を繁忙期だけ雇い入れ、かつ同じ人が毎年来てくれるようにできないかという方向もあります。こ れには、季節変動が自社とは逆になっている職業を見つけることがまず必要で、その職業に従事している人たちを技術者として期間採用するという発想です。例 としては、自動車メーカーにおける季節工などが挙げられるかもしれません。

技術者が育たないという問題に対してはより効率的な育成システムを研究することも必要ですし、辞めるという問題に関しては報酬面での保証をうま く行い、生活の安定を図っていくなどの工夫ももちろん必要です。しかし、それだけでは根本的な解決にはならないだろうと思います。

根本的な解決には、事業そのものを構造的に改革していくことを目指ざさるを得ません。もちろんこれは一筋縄で行きませんので、いくつかの方策を 組合せながら根気強く取り組んでいくことになると思いますし、その過程ではいろいろなやりくりも必要になるはずです。
ただ、将来的な構想だけは描いておいて、それに向かって取り組んでいくことが何より重要だろうと思います。


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