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category : [旅行・海外生活]
writer :[ち]
春分が過ぎました。
暖かい春にはまだ間があるようで、冷えた空気が窓から入り込んできます。
明るい気分とは裏腹に、季節の変わり目は体のトラブルが多い時期でもあります。
むずむず、ずるずる、痒い痒い......花粉症の人にとって辛い季節でもあります。
花粉症の人でも北京では症状が出ないと言う人が多いのですが、気候の変化に体がなじまず、頭が痛かったり体が重かったりと、どうもすっきりしない人も多いようです。
私も最近皮膚のトラブルに悩まされています。
あごの下からの首周りがひどく乾燥して痒いのです。
始めは一部がカサカサしていた程度でしたが、掻いているうちに首全体に拡がり、血もにじんでいます。
ところどころむけた皮も混じってガサガサ。クリームを分厚く塗って保湿をするものの、しばらくすると突っ張るような感じがしてきて、猛烈に痒みが走ります。
実は去年の秋から、冬中ずっと皮膚の痒みに悩まされていました。
肩から手首までの腕、腹の部分、背中など、湿疹のようなものができて痒みがありました。次第に広がりひどくなるので、漢方治療を続け、近ごろようやく落ち着いたばかりです。
皮膚のトラブルは、体の毒を出そうとするから起こると言われます。胃腸との関わりも深いとか。
私はもともとアトピー性皮膚炎ですが、ここ数年は大きな症状がなかったので びっくりしました。何かアレルギーの原因になるものを食べたり触れたりしたのか、生活の習慣によるものなのか、食べ物や行動の記録を録ってみても今一つ原因がわかりませんでした。気づかぬうちに毒素が溜まっていたのかもしれません。
痒みを誘発させる原因に冬の乾燥もあります。
北京は乾燥が激しい土地です。特に冬の間中は建物全体がスチーム暖房で暖められるので、乾燥がさらにひどくなります。お肌のためにも、なんとか湿度を上げる努力が必要です。洗面器にお湯を溜めたり、水を霧吹きでふいたりなど、いろんな工夫をしました。一番簡単なのは、部屋に洗濯物を干すことです。しかし、乾燥が強い日は分厚い衣類も数時間でパリパリになります。加湿器を買えばいいのですが、気に入るものがなく、毎年悩みながらも買っていません。
春になって暖房も切られ、乾燥は少し治まりました。
しかし今度は黄砂が混じった強風が吹き続き、肌を刺激します。
痒い痒い......
「春うらら」と、春のイメージが美しいのは幻想の中だけでしょうか?
せっかくの春、楽しまないといけません。
花粉症の方も頑張ってください。
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よく見かけるのは動物型。 かわいいのですが、かさばります。 できればシンプル なものが欲しいです。 |