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category : [日常生活]
writer :[よ]
この冬久しぶりにチャレンジしたもの、それはスケートとスキーでした。
スケートは小学校高学年以来、スキーは大学卒業後1、2年ほどしたのを最後にずっとご無沙汰で、何かきっかけがなければ今後も機会はなかったかもしれません。
スケートのきっかけは、娘の保育園の友人が2日間のスケート教室に誘ってくれたことです。
本格的な習い事はまだしたことがない娘にとって、いきなり敷居の高い内容のため迷ったのですが、テレビでフィギアスケートの大会が放映されると優雅に滑る選手たちの姿にあこがれている様子もあり、とりあえず申し込んでみることにしました。
未経験の娘が、底が平らではない不安定なスケート靴を履いてツルツル滑る氷上を動き回ることの大変さを想像できるはずがありません。普段の道を歩くように動けると思いきや、スケートリンクでは立つことさえできずオロオロと座り込むばかり。しかしインストラクターの指導は見事で、はじめて挑戦する子供たちにまずはハイハイで氷上の感覚に慣れさせ、次第に立ち上がったり歩いたり、と徐々にステップアップしていきます。
私はこのような教室で基本から習ったわけではなく、友人や周囲の人の見様見まねで適当に滑れるようになっただけ。基礎からきちんと学ぶと成長も早いんだろうな、とぼんやり思いながら氷の上をよたよた歩いてはシリモチをつく娘の姿を眺めているうち、私のチャレンジ精神がわきあがってきたのでした。
そこで娘のレッスンが終わったあと、20数年ぶりにスケート靴を履くことになりました。幸い体がなんとなく感覚を覚えていたらしく、はじめは転びそうになりましたが、だんだん慣れてとりあえず前方には滑れるように!
となると楽しくてなりません。娘が疲れ果て昼寝を始めたとたん、夫と交替で久しぶりのスケートを楽しみました。
もう1つのチャレンジは、スキーです。
たまたまスキー場の近くに泊まるチャンスがあったため、一度娘にも雪遊びをさせたい、と取り急ぎスキーウエアだけ調達しドキドキしながら出かけましたが、こちらも10年以上のブランクです。一体滑れるのか、コケてばかりだと恥ずかしいな、となぜか不安がいっぱい。
案の定、こちらはすぐに感覚を取り戻す、というわけにはいきませんでした。堅いブーツをはいて、長い板にブーツを装着。たったそれだけのことなのに、やり方を思い出すのも一苦労で、どうするんだっけ?と周りをキョロキョロしながら何とか装着。履いたとたん足は自由に動かなくなります。ただでさえ傾斜のある雪の上、たった数歩先に行きたくても、まずは長い板を着けた足を大きく振り上げ直角に回転、イチニ、イチニと、よたよたカニ歩きです。
スキー初挑戦の娘に今回指導者はいません。私たちが指導しなくてはならないのですが、何しろ自由に身動きが取れない私は自分のことで精いっぱいです。不安な表情を見せる娘に「まずはお母さんがうまくなるからね!」と言い聞かせ、しばらくは黙々と自主トレーニング......、少しずつですが感覚を取り戻してきました。
幸い天気も良く、それほど混雑していないゲレンデをのんびり滑るのは、「そうそう、こんな世界もあった!」と非常に快感です。
スケートもスキーもなんて楽しいのでしょう!
勢いづいた私は「この冬、どちらももう1回は行きたい!」と周囲に言いふらしていたのですが「いきなり調子に乗るな」という神様のおぼしめしでしょうか、その後自宅で大きなシリモチをつき、相当痛い打撲を負ってしまいました。幸い骨折はなかったのですが、2週間ほどは痛くて歩くのさえままならない感じ、スケートやスキーなんてもってのほかです。
完治を待っているうちに春はやって来てしまいました(残念!)。
ということで、来冬は「再再チャレンジ」をしたいと思っています。
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なんとか立てるようにはなりましたが、すぐにドッシーン(汗) | スキーはまだまだ立つのも精いっぱい。 | 父と一緒だったら、気持ちよく滑れるね(^^♪) |