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上司の指導方法

部下が理解下手なのではなく、上司が教育下手なのでは?

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システム制作会社勤務(男性)  2010-01-27

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部下が理解下手なのではなく、上司が教育下手なのでは?

元気があれば何でもできる!という考えが根づいた会社の、ある部署の上司Aさん(営業)と入社2年目の部下B君(制作)のやりとりのエピソードです。(ちなみに私は入社7年目の制作で、AさんとB君の中間の立場にいました)

そこは50人ほどの会社でしたが、そのうち15人ほどいる営業さんの思考が、「仕事はパッション(情熱)だ!」という会社で、営業の人同士毎週ミーティングを開いては士気を高めあっていました。社長が営業出身ということもあり、なおさらその指向は強かったようです。

さてそれとは対照的に制作のB君は、堅実でまじめな「まだまだこれから仕事を覚えていかないと」という新人の雰囲気がまだ少し残っている青年です。
そんなB君に対して、年齢も経験も上である営業のAさんは「2年目のヤツにはこれからさらにビシバシ鍛えて教育していってやろう」とはりきっていました。

日々、私のデスクの横にあるミーティングテーブルで打ち合わせをしていたAさんとB君ですが、そんな2人のやりとりに私はたびたび理不尽さを感じることがありました。

クライアントからの要望を聞いてきた営業Aさんが、制作B君に修正の説明をしています。
Aさん「ここの○○を、■■に修正してね(←内容が難しい)」
B君 「えっと、□□ということですよね?」
Aさん「違うよ、だからぁ■■だってば。」
B君 「......はい。」
Aさん「何でわからないの?!」
B君 「すみません......。」

私が理不尽に感じていたところは、"なぜわからないのかを上司が理解していない"という点でした。
経験や実績が多いAさんにとって、"わからないことがわからない"ようでした。
「何でわからないの?」ではなく「どこがわからないの?」と聞いてあげるといいのに。といつも思っていました。
私はB君には「■■とはこういうことだよ」と教えてあげ、Aさんには「B君はここがわからなかったのではないですか?」と毎回フォローを入れていたのですが、Aさんの営業気質が強いせいか、業者に対する扱いと変わらないようなB君への叱責は一向に変わりませんでした。

私は見かねて励まそうと思い、ある夜B君に電話をしてみました。
すると「僕がダメ人間なばかりに、みなさんに迷惑をかけてすみません」と相当落ち込んでしまっていました。せっかくはりきって入社してきたのに、ビシバシ教育した結果こんな姿にさせてしまっては何の意味もありません。

さらにAさんだけに限らず、この会社では若い社員にこんなことも言っていました。
「ここは学校じゃないんだから、これから"勉強"という言葉を使うこと自体おかしい」
入社をした時点でプロフェッショナルなのだから、もう甘ったれたことを言うんじゃないと。

B君はAさんの叱責に耐えかね、また「人は一生勉強し続けるものだと思いますから」という言葉を残し、会社の指導に疑問を呈して間もなく会社を辞めてしまいました。
しかしその時も「何なんだよあいつ、根性ねーなー!裏切り者め!」と全社で責めたてていました。

そんな会社に先行きのなさを感じ、私ものちにその会社を辞めるに至ったのですが、さらにそれに前後して他の同僚たちも辞めていきました。

社内に上下関係があるのはいいことだと私は思うのですが、だからといって上司の考え方ややり方が絶対だとは思いません。
むしろ部下が理解できなかったことについての原因の半分は上司にもあり、そこに気づいてあげられるように努力しないといけないと思います。部下が理解下手なのではなく、上司が教育下手なのでは?と。

それに早く気がつかないと、せっかく給料を払って成長してきた社員たち=「会社の財産」をどんどん失ってしまうことになります。
最近では「会社で一番偉いのは、社長ではなく、株主でもなく、社員である。」という言葉を耳にします。
部下が「はい。はい。」と言うのは当然です。しかし「実はこう思っているのではないか?」と一番気づいてあげないといけないのは部下の気持ちではないでしょうか。クライアントや株主に気を遣う以上に。


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