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お願いだから、泣かないで

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食品メーカー 製造部門勤務(女性)  2002-06-10

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お願いだから、泣かないで

実は私、12年間勤めていますが、後輩や部下というものを持ったことがありません。どちらかというと一匹狼。そんな私だから、「『教える』というテーマの原稿は、私には無理かな??」なんてしり込みしていますが、数少ない私の経験を少し書いてみようと思います。

私自身は、平成2年に食品メーカーに入社し、製造本部に配属され、4年間雑務をこなしました。
入社して5年目に、当時立ち上げていた「工場情報一元化システムプロジェクト」のメンバーになりました。そこで、生産計画システムの担当をしました。
それまで雑務しかやったことのない私にとっては、この時代に仕事に対しての姿勢やものの考え方など「仕事の基本」を勉強しました。この時代が私の根幹になったと思います。
4年間みっちり勉強した私は、入社9年目で次の新しい業務である「教育担当」になりました。
この時代は、人の話をじっくり聞き、自分の意見と織り交ぜて企画を作り、みんなに満足してもらうためにはどのようにしたらよいかを考える訓練ができました。そして、冷静で客観的にものを見ることができるようになりました。

そんな私の短いキャリアの中で、2回ほど後輩とペアを組んで仕事をする機会がありました。
そして、2回とも後輩に泣かれてしまいました。
特に1回目は衝撃的だったのでよく覚えています。1回目は、仕事の内容も初めて、直接の後輩ができたことも初めての体験でした。そのため、すごく緊張し戸惑いました。

このころは、プロジェクトチームで自分の実力がつき、自分の仕事の仕方に自信がついたころでした。天狗になっていたころでもあります。
仕事が楽しくてしかたのない時期でもありました。だから、後輩にも「仕事の楽しさ」を味わってほしくて、彼女にとってはちょっとレベルの高い仕事でも平気でお願いしていました。
しかし、彼女はそれまで補助的な仕事しか経験したことがなく、自分が先頭に立って仕事をしたことがありません。私はそんなことなどお構いなしに仕事を出していました。

何事もなく日々が過ぎたある日、上司から呼ばれました。
「彼女(後輩)には別の仕事があるから、これからはあなた1人でやってくれ」
ということでした。
その時は理由がわからなかったので「はい」と二つ返事で引き受け、彼女に渡していた仕事をもらってこなしていました。

しかし、彼女の態度がよそよそしい。何かあったのかな?と思っていましたが放っておいて仕事をしていました。
そうして数カ月過ぎたころ、上司から一言。
「彼女(後輩)が『あなたと仕事をするのは自信がない。外してください。外してもらえないのであれば、会社を辞めたい』と泣きながら訴えてきたよ。だから、あなたの仕事の負担が重くなると思ったけど、1人で担当してもらうことにした」と、言われました。私は愕然としました。

というのも、私が彼女に対してやってきたことは、プロジェクト時代に私が先輩から指導されてきた通りだったからです。

先輩の私の育て方は、今思えばとてもスパルタでした。
いつもタイトルだけぽんと投げよこして、「これについて絵(企画)を書いてみろ」というやり方でした。
わからないなら自分がわかるまで人に質問したり、調べたりして自分で勉強しろ、というのが口癖でした。
私の企画書を見て気に入らなければ、何度も何度も突き返されました。どこが悪いのか、理由を聞いても「自分で考えろ」と言われることもしばしばでした。
途方に暮れる毎日でしたが、持ち前の反骨心でクリアしてきました。
私はそんじょそこらの男性よりも厳しく育てられたと思います。
だから、後輩も私と同じやり方でOKだ、と思っていました。
人にはそれぞれ合った育て方があるだなんて、その時まで知りませんでした。
私のやり方が通用しなかった、という落胆もありましたが、それよりも「泣かれた」ことがショックでした。
泣くほど辛い仕事だっただろうか、私の説明の仕方が悪かったのだろうか、といろんなことが頭の中をぐるぐると駆け巡りました。

彼女には、「責任や負担が重くなるけど、(仕事が)わかるようになったら仕事が楽しくなるよ」というのを知ってほしかった。
仕事を通して「やりがい」を感じてほしかった。
だけど、その思いが彼女にとっては負担だったようです。
彼女は私とペアを組んだとき、「(私の)補助をすれば良いのだな」と思ったそうです。だから、私と意識がずれていたのです。
よく話し合えば、もしかしたらうまくやっていくことができたかも、と思うととても悔しいです。

しかし、泣かなくても......。

2回目も、別の後輩を泣かせてしまいました。
この時は仕事の役割分担や労働時間の差などが原因で泣かれてしまいました。
泣かれた時は全身の力が抜けてしまいました。
今では色々な人の特徴を見極める力が付いてきたので、今度、後輩や部下ができたとしたら「二度と同じ轍は踏まない」と思っています。

しかし、私って人を泣かすのうまいよな、まったく......。


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