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飛行機の窓から


[ち] 旅行・海外生活

夏休みが終わり北京に戻ってきました。
まだ暑いかと思っていたのに曇っているせいもあり寒いくらいです。

日本から中国へ向かう場合、西へ向かうことになるので、窓からの風景はずっと夕暮れでした。
地上の夕暮れのオレンジが赤になり黄色になり緑になって青になって黒い夜に溶け込む、空のグラデーションが見えました。振返ると小さく,飛行機の窓からのシルエットが見えて、「ああ日本が遠くなる......」と寂しくなりました。
日本にいるときはそろそろ北京に戻りたいなと思っていたのですが、いざ帰ってみると妙に日本が恋しいです。
そしてやり残していたことを次から次に思い出すのです。
行き忘れた場所、食べなかったもの、会わなかった人......まだあと何週間と思っているうちにあっという間に夏休みは終わってしまいました。
飛行機のラジオで日本の懐かしのヒット曲がかかっていました。
チューインガムの「風と落葉と旅人」、森山良子の「歌ってよ夕日の歌を」など、聞けば「ああ、あれか」という曲が続きます。
そして、3時間の飛行時間もまもなく終わりを告げる放送が聞こえたときかかり始めたのが、さだまさしの「秋桜」。
急に真面目に聞きたくなって、前奏が流れ始め、はやく歌いだして......と思ってやきもきして、やっと歌いだしたところで「北京空港に到着しました」のアナウンス。なんだかちょっと惜しかったです。
母が横浜にある成田空港へ向かう長距離バス停まで見送りにきて、乗り込むときになって急に涙ぐんでいたのを思い出してしまいました。
今は日本から持たせてもらったお菓子やおかずを少しずつ小出しにしながら日本の味を楽しんでいます。

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