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自転車で出かけよう引き取り


[ち] 日常生活

お昼休みを含め2時間の休憩をもらい、自転車の引き取りに行くことにしました。

しかし、その日は午前の仕事が長引き、少し慌てて日吉駅に向かいました。
行き先の土地名が表示してあるバスがちょうど見えたので飛び乗り、ゆられること20分、目的地の終点に着きました......が、その場所はどうも違うようです。
バスの運転手さんに聞いてみると、乗るバスを間違えたことがわかりました。 同じ土地の名前でも私の行きたい場所とはまったく違う所だと言われたのです。確かに、予め調べていた行き方とバス番号が違うし、方向も少し違うことは乗っていながらに気がついていました。
でも地名は同じだし、少し離れているだけかもしれないと思ったのです。
運転手さんに「もう一度このバスで駅まで戻って乗り直すか、目的地へ行 くバスが通る道まで15分程歩いて行くかですね」と言われました。
先月行ったフランスで、歩くことが好きになっていた私は後者を選択しました。
聞いた通りにバス通りを戻って左へ折れて坂を下って......20分ほど歩きましたが、聞いていた様子とは違います。
どこかで道を間違えたようです。でも後戻りしても 仕方がないので、そのまま歩き続けたら大通りに出ました。バス亭の看板をみ ると、今いる場所は自転車管理局へも日吉へも方向がまったく違う路線しかありません。
たまたま停車していたバスの運転手に再び行き方を聞くと「あらー、ここは全然違うよ。これに乗って3つ目で降りて左に曲がるとそこへ行くバスが通っているよ」と教えてくれました。
3駅乗るだけで210円......乗り換えて210円......ケチな私は歩くことに決めました。
とりあえず3駅は歩こうと。太陽の照る中、汗をかきながら再び15分ほど歩きます。そしててとうとう正しいバス路線を見つけました。
もうそのころには「ついでに歩いてしまえ!」という気分になっていて、そこからさらに20分ほど歩き、ようやく自転車管理局へたどり着きました。

寒そうな顔をして並んでいるたくさんの自転車の中から自分の自転車を探し、管理の人に「お世話になりました」とお礼を言って引き取ります。
久々のわが自転車に「ごめんね」と一言かけます。
ナビゲートまでの道のりは思ったほど難しくなく、すいすいと15分ほどで着きました。
やはり自転車はいいなあ。

中国でも自転車は生活の必需品です。
主要道路には車道、歩道の他に自転車用道もあります。
日本のように車道を走っても歩道を走っても邪魔扱いされることなく、どうどうと走っていけます。 駐輪場もたくさんありますから、置く場所に困ることはさほどありません。
日本のように、小坂になったりくねくね曲がったり細くなったりしている道もないの で、本当にどこまでもすいすいと走っていけるのです。自転車は、自動車などのような公害もないし、小回りもきくし、それでいて結構遠くまで行けて運動にもなります。
もっと自転車を生活に活用したい。しかし日本ではとても便利とは言い切れない環境なのも事実です。
道も狭くて走りにくいし坂道も多くて疲れます(車イスの人がどれだけ大変か少しわかるような気もします)。放置自転車を防ぐための駐輪場は狭すぎるし、料金も高過ぎると思います。
放置自転車を取り締まることは治安的にも重要でしょう。けれど、その前にもう少し使う側を応援する街造りが進んだらいいのにと思いま す。

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