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category : [食・健康]
writer :[の]
2月半ばにリハビリ専門病院に転院しました。院内ではわりと"普通"に見えるようで、ときどき面会者と間違われます。つい1カ月半前はナースコールのボタンも押せずにマイクを使っていたなんて、誰も思わないでしょう。脊髄の損傷具合が不全であったことは幸運でした。
ただ、"普通"に振る舞うことはできても、それは今の私にとって自然な動きではないので結構エネルギーを使います。普通なのが不自然、異常なのが自然。なんだか、ややこしいですね。現在、"普通=自然"に戻すべく、がんばっているところと言えましょうか。
さて、身体機能は徐々に回復しているのですが、そもそもの原因についてはまだ未解決です。
原因不明といえば、周囲の患者さんの話を聞くと不可解なことが多いのです。
例えばルームメートの女性は、ある日突然脳梗塞を発症したのですが、その原因が不明。年齢も若く、高血圧どころか低血圧気味、食事のバランスも常に気を配っており、いったいなぜ自分がそうなったかがわからないと言います。
また20代の女性で、突然くも膜下出血を起こした人も、それまで健康そのものだったそうで心当たりはまったくなし。
さらにある中年男性は、なんとなく胸のあたりが気持ち悪くなり病院に行ったら即日入院、みる間に足が変色してきて翌日には足を切断する羽目になったとか。それまで糖尿病などの持病はまったくなく、いまだに原因がわからないそうです。
このような場合、たいてい"ストレス"という言葉で片づけられるようです。
それでも身体の機能が回復し、期限がくれば、原因不明であっても退院するしかありません。そうした患者にとって退院とは、地雷の埋め込まれた野っ原に放たれるのと同じです。
入院してからこれまで、15人の退院を祝ってきました。ほかに言いようがないから「退院おめでとう」などと言うものの、それが気が引ける場合も多々あります。
その場合の「おめでとう」をもう少し正しく解説するならば、
「何はともあれ生きており 退院という1つの節目を祝うという意味で ひとまずおめでとうとは申しますが この先を思えば 不安もさまざまあることでしょう とにかくは お互い生き抜いていきましょう 長い間お疲れさまでした 今後再びここに戻ってくることのないよう 無事をお祈りいたします。 かしこ」 ということにでもなりましょうか。
「退院おめでとう」という言葉は、そうした気持ちの上澄みを静かにすくい取った言葉であろうかと思うのです。
仮にもし甲高い声で「退院おめでとー!!ホンっとによかったねー!!!」などと満面の笑みで万歳三唱されたら、人によっては複雑な気分になるやもしれません(憎めませんけどね)。
昨日も1人、脳内出血で入院していた30代男性の退院を祝いました。
実はこの人は2度目の退院だそうです。彼もまた、ある日突然脳内出血を起こして半身マヒ。原因は不明......というか、お決まりの"ストレス"です。1年のリハビリののち職場復帰したのですが、短時間勤務でストレスがかからないよう慣らしていたところ、3カ月後に脳の別の場所で出血。再入院となったそうです。2度目の原因は"ストレス"でなく"体質"ということにでもなるのでしょうか?
この先、彼が3度目の地雷を踏む確率は誰にもわかりません。
もちろん、いつ何が起こるかわからないというのは患者に限ったことではなく、万人共通のことではあります。どんなに気をつけていたって、なる時はなるようです。
だから不摂生をしていいということにはなりませんが、あまりに健康に神経質になるのも、かえってストレスになるのかもしれませんね。
何ごともほどほどに、がいいのでしょう。それができる余裕を持つことは難しいことではありますし、誰かがほどほどにしたら誰かにつけが回るわけで、なかなか丁度よい具合にはいきませんけどね......。
ともあれ、皆さまもほどほどにご自愛を。
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| 病院から見た外の風景。地雷の野? |
順調に回復しているようで何よりです。焦らずにリハビリしてください。
さて、退院についてですが、最悪の状況から抜け出した、ということで、素直に”おめでとう”でいいのでは?
私の兄は、くも膜下出血で病院に担ぎ込まれて、帰ってくることはありませんでした。
自分の足で病院を出てくることが出来るのなら、例え外は地雷だらけの野原でも、それはおめでとう、だと思います。
原因がはっきりせず不安を抱えながらも「身体機能は徐々に回復」とのことで、とりあえず「(上澄みを慎重にすくい上げるように)良かったですね」と言わせてください。「の」さんのケースとは比べ物になりませんが、小生も一時期、原因不明の腰痛、首痛に悩まされました。レントゲンを撮っても特に異状はなく、例によって原因は「ストレス」と特定(?)されました。ストレスと診断されても根治のしようがありませんが、毎日の予防体操など対症療法で今は落ち着いています。少しずつ手入れをしながら、衰えゆく身体と付き合っていくことになりそうです。・・・なんて老人の呟きのようで、何の励ましにもなりませんでしたが、どうぞ気長に、少し気楽に、リハビリに取り組んでください。
清水のTKさん
確かに命があるだけで感謝しないといけないですよね。特に家族の心情を思えば……。
今後のことを悩めるということは、幸せなことかもしれませんね。
横浜HM(昔はHK)さん
いえいえ、私はさほど不安を感じていないので、気を使っていただかなくて大丈夫ですよ。むしろ退院したくてしようがないのですが、はねっかえりの性格が災いしてか、医師からブレーキをかけられています……。残念ながら花見は病院ですることになりそうです。
しかし、予防体操を毎日続けているとはさすがですね。
>衰えゆく身体と……
そんな台詞は20年早いですよ。
mixi等へのブログの投稿がぱったりでしたので、心配しておりました。
少しずつ回復されているようで何よりです。
博多の方からずっと心配しておりました。
私が心配しても何の足しにもならないかと思いますが、その気持ちだけ伝えたくて投稿させていただきました。
簡単に頑張ってくださいとも言いにくい感じですが、本当に無理せず焦らず回復してください。
ありがとうございます。ご心配をおかけしました。
おかげさまで先日退院し、わがまま出勤をはじめてます。ぼちぼち頑張ります!