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たまには手作り弁当はいかが


[よ] 食・健康

当たり前ですが、昼食って毎日のこと。
手作りのお弁当や外食、コンビニに並んだお弁当やサンドイッチもおいしそうですよね。
お弁当生活とはすっかり縁遠くなった私ですが、先日夫に「お弁当作ってもらえないかな?」と言われました。
夫の仕事は時間も場所も不規則、場合によっては昼食にお弁当が出たりみんなで食べに行くこともあるため、これまで一度も作ったことがありません。しかし、先日の仕事は昼前に出勤し午後4時くらいに昼食(兼夕食)になること、またみんなで食べに行くのだが、自腹なのに食べたいメニューになるとは限らないこと、それが3日間続くこと、などあって、いっそのこと手持ちの弁当でもいいかなと思いついたようです。

そこで、はじめて夫に仕事用のお弁当を作りました。
私自身、幼稚園にはじまり社会人になってもずっとお弁当で、給食経験はありません。食べるのも作るのも慣れているはずなのに、人が食べるお弁当を担当するとなると妙に緊張しました。
今の季節、食中毒も心配です。昔と違って、保冷剤やクーラーバッグなどいろいろな便利グッズもあるのですが、自分がその場で一緒に食べないぶん、余計に
「このおかずは冷めてもおいしいのかな」
「汁モレしてほかのおかずの味と混ざったらどうしよう」
「何より、ちゃんとおいしく安全な状態で食べれるかな、お腹壊して仕事に影響したらどうしよう」
などと、不安のほうが先立ちます。
そして、3日間とはいえこのお弁当が労働の源となるのですから、胃袋も心も満足してもらわなければ......。

まずメニューを考えます。
夫の好みに加え食べやすく傷みにくいもの、かつ毎日少しでも違うメニューがいいよね。
でも、思いつくのはどうしても似たようなおかず。卵焼き、ウインナー、豚肉の野菜巻き、ベーコンのアスパラ巻き、ポテト、肉団子、チキンナゲット......。最近の冷凍食品は、揚げなくてもレンジでチンするだけで揚げものができるので、とても便利。こちらもフル活用です!
主食はおにぎり、ドライカレー。
彩りにプチトマト、保冷剤の役割も兼ねてプチゼリーを凍らせて入れます。たまにはおやつにプリンもいいかな。
毎朝ドキドキ緊張しながら作成、帰ったら「おいしかった?食べれた?お腹壊さなかった?」と確認の嵐。
もちろん市販のお弁当にはかないませんが、幸いなことに今回は特に問題なく食べてもらえたようです。

小さいころ、実は母の作ってくれるお弁当が不満でした。
特に小学校高学年から中学生にかけては多感な時期、かといって自分で作るほどの器量もありません。
鮮やかな彩りで、ボリュームあるおいしそうなおかずがぎゅっ、ぎゅっ、と詰まった友人たちのお弁当。
それに比べ、うちはおかずがスカスカ(持ち歩く間に箱が揺れておかずが移動してしまうのです)、彩りや飾りもイマイチです。
友人たちと机を向かい合わせて食べていたのですが、人に見られるのが恥ずかしい、でもふたで弁当箱を隠すのも大人気ない気がして、毎日「今日のおかずはちゃんと詰まってるかな?」とドキドキしながらふたを開けていたのが思い出されます。
当時母は働いており、朝忙しいのはよくわかっているぶん文句は言えません。高校生になると自分なりにお弁当を作り始めたのですが、しょせん自分が食べるもの、自分が好きなものを好きなように詰めればよかったのですが......。
食べる人が好きな、かつ飽きないようなメニューを考えたり、傷まない工夫をしたり。人のお弁当を作ることになってはじめて作る側の大変さが少しわかった気がしました。
と同時に、自分がふたを開けてちょっとショックだった苦い思いを夫にさせたくないということもあり、妙に肩に力が入ったお弁当になってしまいました。

今回に懲りず「またお弁当作ってね」とオーダーが来てもあわてないよう、たまには自分用にお弁当を作って研究をしておくのもいいかもしれません。

※こんなサイトも十分活用したいと思います。
味の素  「お弁当づくり 応援コーナー」 のページへ

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