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桜のトンネルを抜けて


[よ] 子育て

春、あちこちで桜の便りを聞くようになり、みなさんも思い思いに桜を楽しんでいらっしゃるかと思います。我が家も、ささやかですが桜がもたらす春の気配を楽しんでいます。
私とさくらがベビールーム、そして通勤の駅に向かう道は、近所ではちょっとした桜の名所でもあります。 1年のうちのほんの数日間、桜の季節になると、その道は鞠のような花びらのかたまりがいくつも連なったピンクのトンネルになります。
まるでファンタジーの世界です。
その道は遊歩道のため車は通れません。そのせいか、散歩している人々の足取りも、心無しかゆったりしているように見えます。 でも、朝ベビールームに向かう時間はまだそんな人たちもまばらで、美しい桜のトンネルをさくらとほぼ独り占め! 普段はただ茶色い木が連なる風景なのに、このときばかりはまるで魔法に掛かったかのようにあたり一面ピンク色に染まっています。
その風景をじっくり楽しむべく、いつもよりも早めに家を出て、「きれいね!かわいいね!」と連呼しながらゆっくりと歩きます。さくらに「桜がきれいね、かわいいね」と言うと、はじめ娘は自分のことをほめられていると勘違いしたようですが、次第に花の名前も「桜」、自分の名前も「さくら」と理解してきたようで「桜、きれいね、かわいいね」と口真似をするようになりました。 朝晩通園・通勤する短い時間ではありますが、今年も元気に桜を鑑賞できることに感謝しつつ、落ちてきた花びらを拾ったり、手の届く花やつぼみを少し触ったり......。のんびりのんびりトンネルを歩いています。
いつの日か、「お母さんが桜が大好きだから、あなたの名前もさくらにしたのよ」と話せる日が来ることを想像しながら。

そして、春は新入生、新入社員など新たなスタートの季節でもあります。 電車の中でも、緊張した面持ちでまだ着慣れないスーツに身をつつんだ新入社員と思われる人たちをちらほら見かけるようになり、こちらの身も引きしまる思いです。
我が家の娘もベビールームでのクラスが1つ上がりうさぎ組からくま組へ。新しい教室と新しい担任の先生に、「なんだかいつもと違うね?」と2才ながら環境の変化に気づいたようです。 わくわくするとともに、慣れなくて辛い思いをすることもあるでしょうが、ピンクに染まった桜のトンネルに心なごませながら、新たなスタートを切ってほしいと思います。

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